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広島スタジアム問題、中央公園が“折衷案”として浮上。行政、クラブ首脳陣が会談

フットボールチャンネル 7/16(土) 11:00配信

 サンフレッチェ広島の新スタジアム候補地として、広島市内にある広島中央公園が浮上した。広島商工会議所の会頭とサンフレッチェの久保允誉会長が大阪市内で今週会談し、そこで同公園の案が出た。

 今年3月、サンフレッチェは新スタジアム『ヒロシマ・ピース・メモリアル・スタジアム(仮称)』の構想案を発表した。クラブ側は旧広島市民球場跡地を希望していたが、広島みなと公園を推す行政との意見が平行線を辿っていた。

 中央公園はもともと候補地の1つであったが、市営住宅が隣接するなど住宅地として近いことから見送られていた。だが、サンフレッチェが当初希望していた旧広島市民球場跡地から徒歩5分ほどの距離にあり、駅からも近いことからアクセスも良い。

 さらに、現在はイベントなどで年に数回使用されているだけで、“余っている土地”とも言える。地元住民からは「中心部に近く、利用しやすい」という声も挙がっている。

 広島県・市の行政は宇品地区にある広島みなと公園を候補地に推していたが、土壌問題や物流業界からの反発があった。宇品地区にスタジアムが建設されることで広島への物流が不便になることから、他県からも強く批判されていたという。

 進展した背景には、首長の焦りもある。松井一實市長は任期満了で退任の意向だが、湯崎英彦県知事は来年に選挙を控えており、また国政に出るのではという噂もある。

 スタジアム建設問題以外でも目立った成果を挙げていないことから、何らかの見える形での成果がほしいところだという。

 また先月、アメリカのオバマ大統領が広島市を訪問したことも影響している。行政側はそれを理由に旧市民球場跡地での建設をより避けるようになった。後出しじゃんけんとの批判もあったが、旧市民球場跡地での交渉はますます難航することが予想される。

 それだけに、今回の中央公園は着地点を見出すための折衷案となるかもしれない。これをもって、サンフレッチェ、県、市、商工会議所の四者会談の実現を目指す。暗礁に乗り上げたかに見えた新スタジアム建設は、ようやく進展の兆しが見えた。

(取材・文:フットボールチャンネル現地取材班)

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最終更新:7/16(土) 20:04

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