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テーマパーク、収入高ランキング。オリエンタルランドはダントツながら5年ぶり減収。USJは44.5%増

HARBOR BUSINESS Online 7/16(土) 9:10配信

 いよいよ始まる夏休み。今年は東京ディズニーシーとユニバーサル・スタジオ・ジャパンが揃って15周年になるなど、大型テーマパークのアニバーサルイヤーでもある。

⇒【資料】テーマパーク収入高ランキング

 経済産業省の調査によれば、2015年の遊園地・テーマパークの入場者数は前年比3.9%増の8148万7000人と、インバウンド需要などもあって全体的にみれば好調な収益を見せている

 さて、そんな中、帝国データバンクが2015年の遊園地・テーマパーク経営企業の実態調査の結果を発表した。帝国データバンクが同社の企業概要データベース「COSMOS2」及び公開情報を元に、遊園地・テーマパーク経営企業のうち2013~2015年(1~12月期決算)の3期連続で収入高が判明した154社を抽出して分析したものだ。

 同調査によれば、2015年の154社の収入高合計は前年比0.6%増の約8134億5000万円。増収企業は73社で全体の約半数(47.4%)という結果になったという。

 また、154社のうち2期連続で損益が判明した91社を見ると、2015年の黒字企業は76社で全体の8割超(83.5%)、2期連続の黒字企業は65社(71.4%)になる一方、赤字企業は15社(16.5%)という結果になった。

 では、早速だが収入高ランキングから見てみよう。

◆収入高ランキング、トップ2は?

 1位は当然ながらオリエンタルランドがランクインしている。ただ、ここも1人あたりの売上高は上がったものの、猛暑や雨天など不安定な天候が続き、2パーク合計の2015年度の入場者数は3019万人(うち外国人ゲストは6%)と前年から3.8%減少、収入高は約3992億3400万円(前年比0.8%減)となり、2010年以来5年ぶりの減収に転じたという。

 第2位は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを擁するユー・エス・ジェイ。こちらは1アトラクションに依存しないパーク運営とリピーターの獲得を進め、2015年度の入場者数は1390万人と過去最高だった2014年度を120万人上回った。また中国などアジアを中心とする外国人ゲスト(約140万人、前年度比80%増)の来場を伸ばし下支えした。2015年の収入高は約1385億7700万円で、前年比44.5%増と大幅に増加したという。

 第3位以下、東京ドームシティ、ナムコ・ナンジャタウン、ハウステンボス、富士急ハイランドなどが続いている。

◆東北、関東が低調

 地域別では、10地域中6地域が増収している。伸び率トップは「中国」(前年比20.0%増)で、なかでもツネイシLR(広島県)がグループ会社の運営施設を引き継いだことで大幅増収(同57.4%増)、それが「中国」全体の伸び率を牽引した。

 一方、丁重だったのは東北、関東だ。「東北」は前年比3.4%減、次いで「東京」が同1.8%減、「関東(東京除く)」が同0.4%減となった。しかし、収入高合計のトップは、やはりというかオリエンタルランドを擁する「関東(東京除く)」で、約4276億4600万円という結果になっている。この収入高の9割近くはオリエンタルランドのものなのだというから恐れ入る……。

 帝国データバンクは、同調査のまとめとして、「収入高上位の企業は、インバウンドを視野に入れた施策を打っている。一方で中小規模の施設は個人の節約志向が高まるなか、訪日外国人客向けの宿泊施設の拡充やWi-Fi・多言語案内表示などの環境整備、多言語対応スタッフの配置に加え、海外の旅行会社との連携体制の構築などによる訪日外国人の取り込みがカギとなるだろう」とまとめている。

参照:帝国データバンク(※PDF)

<文/HBO取材班>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/16(土) 9:11

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