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清武早くも大ピンチ! セビージャがネイマールを操った天才に加え、伊代表のレフティ司令塔の獲得発表

Football ZONE web 7/17(日) 9:18配信

サンパウロからガンソ、パレルモからバスケス獲得

 日本代表MF清武弘嗣が加入したセビージャに、イタリア代表招集歴を持つパレルモのフランコ・バスケスが強力ライバルとして加入することが決定した。セビージャが、クラブ間で移籍交渉が合意に達し、選手とは5年契約を結ぶことを発表している。

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 さらに、ブラジルのサンパウロからMFガンソの獲得も正式発表された。運動量はないが、絶大なテクニックを誇り、かつてネイマールを操った天才司令塔だ。清武が主戦場とするトップ下に、一気に2人の実力者が加入することが決まった。清武にとっては想像以上の試練が加入初年度から訪れることが決まった。

 一足先に合意が発表された華麗なレフティ、バスケスは、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長をメール攻勢と泣き落としで説得していたことが明らかになった。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が会長のコメントを報じている。

 バスケスは昨夏にもパレルモから名門クラブへの移籍が取り沙汰された。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランへの移籍にも、選手サイドは前向きだったという。しかし、そこにストップを掛けたのはザンパリーニ会長だった。すでにユベントスへアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを放出してしまっていたため、二枚看板のうちバスケスを残すことを決断。全てのオファーを拒絶し、パレルモ残留が決まっていた。

 今夏の移籍市場で再び注目銘柄となったバスケスだったが、セビージャから届いたオファーは1500万ユーロ(約17億円)と、ザンパリーニ会長を納得させるものではなかった。ザンパリーニ会長はイタリアでやり手の会長として知られ、選手をビッグクラブに高値で売却して利益を得る手腕には定評がある。そこで危機感を覚えたバスケスは、会長に対して移籍願望を必死に訴えたという。ザンパリーニ会長は、苦々しい思いを込めながら語っている。

清武の同じポジションで続々補強

「バスケスは売った金額よりもっと価値のある選手だ。だが、この交渉がスタートしたと知ってからバスケスは毎日私にメッセージを送ってきたんだ。もう泣いているかのような勢いでね。移籍することを求めてきたんだ。引き留めることはできなかった」

 バスケスは必死のメール攻勢で移籍志願を送り続けたという。ザンパリーニ会長はついに折れ、クラブ間での交渉を納得のいかない低額でまとめざるを得なかったことを明らかにしている。

 26歳の清武、27歳のバスケス、26歳のガンソと、同世代でキャリアの最盛期にある3人がトップ下のポジションを争うことになった。さらにはMFパブロ・サラビアもヘタフェから獲得しており、アルゼンチン代表MFエベル・バネガ放出後の司令塔候補に4人も獲得している。

 ホルヘ・サンパオリ新監督は共存の解決策を見出すのか、それとも激しすぎるレギュラー争いでポジション争いを繰り広げることになるのか。いずれにせよ、負傷で出遅れることになった清武にとっては、スペイン初挑戦にして早くも山場が訪れていると言えそうだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/17(日) 9:18

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