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リオ経由アーセナル移籍の広島FW浅野がラストゲームで号泣 広島愛を語り3年半に別れ

Football ZONE web 7/17(日) 22:39配信

勝ち越しゴール演出もドロー決着

 リオデジャネイロ五輪日本代表での出場、そしてプレミアリーグの強豪アーセナルへと旅立つサンフレッチェ広島の日本代表FW浅野拓磨が涙で新たな挑戦を約束した。浅野は国内ラストゲームとなったJ1セカンドステージ第4節の横浜・F・マリノス戦に先発フル出場し、佐藤寿人のゴールを演出。試合は2-2のドローで終わったが、セレモニーで「ともに戦えた3年半は僕にとって本当に誇りに思います」と目を真っ赤に腫らして今後の躍進を誓った。

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 エディオンスタジアムでのラストゲームを迎えた浅野が“らしさ”を見せたのは1-1で迎えた後半38分だった。右サイドのMFミキッチのクロスにニアサイドで飛び込む。シュートは相手GKに阻まれたが、こぼれ球に詰めた佐藤が押し込んだ。一時は勝ち越しとなるゴールにチームメートともに喜びを爆発させたが、4分後に相手FW伊藤翔に同点弾を決められ、勝利で旅立つことはできなかった。

 試合後のセレモニーでは目を真っ赤に腫らしてマイクの前に立った。

「今日こんなにたくさんの人が応援に来てくれたことを本当に感謝しています、ありがとうございます。こういう場を設けていただきありがとうございます。僕はまだ広島に来て何も成し遂げることはできていません。広島に来て高校卒業とともにサッカー選手となり3年半がたちましたが、この広島で色々な経験をさせていただきました。決して楽しい経験ばかりではなく、苦しい、悔しいことが多かったですが、支えてくれたのはファン・サポーター、関わってくれたすべての皆さん、チームメート、スタッフ、何よりも家族が支えてくれました」

高卒加入からの思いが溢れたセレモニー

 こう語った浅野は感慨深げな表情で“広島愛”を心の奥底から伝えた。

「広島を去るということになって僕にとって、サンフレッチェ広島のすべてがどんなに大きなものかという者かを感じました。地元の三重県から来て、それに負けないくらいの大好きな気持ちが広島にはあります。いつでも熱く、いつでも温かくファン・サポーターの皆さんにともに戦えた3年半は僕にとって本当に誇りに思います。最後の試合にも皆さんに笑顔を届けられることができなかったですが、もっとたくましい姿を見せて笑顔を届けられる選手になりたいと思いますし、いつか皆さんと、広島の紫のユニフォームを着てプレーできればと思っています。本当に3年半ありがとうございました」

 こう答えた浅野は両親と妹から花束を受け取り、万雷の拍手を受けると大粒の涙を流した。6月3日のキリンカップのブルガリア戦で日本代表初ゴールを決めたが、翌7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦の終了間際に得た決定機で消極的な横パスを選択しゴールを奪えなかった。あまりの悔しさに涙を流す一幕があったが、この日も涙でサポーターに別れを告げた。広島サポーターの想いを背負って、リオ経由アーセナル行きの挑戦へと走り出す。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/17(日) 22:39

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