ここから本文です

ザ・キュアー、人気ソング・ベスト10

ローリングストーン日本版 7/17(日) 18:00配信

『ボーイズ・ドント・クライ』、『ジャスト・ライク・ヘヴン』、『Fascination Street』を抑えて1位になったのは?



2008年の『4:13 ドリーム』以降、ザ・キュアーはニュー・アルバムをリリースしていないが、今年の初め、大規模なワールド・ツアーを開始した。3時間にわたる各公演では、『Pictures of You』や『フライデー・アイム・イン・ラヴ』といった大ヒット曲に加え、『At Night』や『Primary』、『アウト・オブ・ディス・ワールド』などのあまり知られていない曲も披露され、ショーの最後はいつも『ボーイズ・ドント・クライ』で締めくくられている。今回は、読者を対象に実施した、ザ・キュアー楽曲の人気投票結果を紹介する。

10位 『ボーイズ・ドント・クライ』

ザ・キュアーが、バンドのデビュー・アルバム『スリー・イマジナリー・ボーイズ』のレコーディングを実施した時、ロバート・スミスはまだ18歳だった。「『ボーイズ・ドント・クライ』などのポップ・ソングは気が狂いそうなほどナイーヴな曲だった。でも、その頃の自分の年齢や、学校へ通うだけで、実体験もなく、全部本から学んだことだったという事実を踏まえると、何曲かはかなり良い出来だったと思う」と、2004年、スミスはローリングストーン誌に語っている。1979年にセカンド・シングルとしてリリースされた『ボーイズ・ドント・クライ』は、ヒット・チャートにほんの少し入り込み、バンドのキャリアは非常に幸先の良いスタートを切った。スミスはこの曲を850回以上歌ってきたが、コンサートを行う度にその回数は増え続けている。

9位~7位

9位 『Fascination Street』

デビューしてから10年ほどが経ち、いつの間にか、ザ・キュアーは大規模なアリーナ・コンサートを実施するほどのバンドとなり、あらゆるポップ・ラジオで彼らの音楽が流されるようになっていた。「最大限努力していたにもかかわらず、なりたくないと思っていたスタジアム・ロック・バンドという存在になってしまったと、この時点では思っていた。バンド内の人間関係もバンド外の人間関係もほとんど崩壊したんだ。このアルバムのタイトルを『Disintegration』にしたのは、運命に挑み、運命に復讐されたような感じだった」と、2004年、ロバート・スミスはローリングストーン誌に語っている。ニューオーリンズで酔っ払ったある夜の出来事から着想を得て生まれたこのシングル『Fascination Street』は、モダン・ロック・トラックス・チャートで1位を獲得し、今でもライヴの人気曲である。

8位 『From the Edge of the Deep Green Sea』

1980年代のバンドの大半は、1990年代での自分たちの居場所を見つけようと必死にもがいていたものだが、ザ・キュアーはグランジ期への移行をいとも簡単にやってのけた。1992年にリリースしたアルバム『Wish』は、大ヒット曲『フライデー・アイム・イン・ラヴ』のおかげで大成功を収め、バンドは引き続きスタジアムでのパフォーマンスを実施していた。『From the Edge of the Deep Green Sea』はシングルにはならなかったが、長年ファンに愛され続けており、曲の歌詞は、スミスの妻メアリー(14歳の頃からの恋人)からインスピレーションを得たものである。「ただ、ずっとこんな感じで続けていきたい/君と僕のふたりきり、秘密のキス/帰らないで、行かないで/終わりにしないで、ここにいて」とスミスは歌う。

7位 『The Same Deep Water as You』

1989年のアルバム『Disintegration』のリリースにより、ザ・キュアーの人気は最高潮に達した。もはやお兄ちゃんが愛するクールなカルト・バンドではない。どんなラジオでも流され、ショッピング・モールの駐車場に停まっている若者の車からも聞こえてくるようなバンドになったのだ。中部アメリカ中の若者の部屋に、ロバート・スミスのポスターが張られていたが、それは変わり者で不機嫌な若者に限った話ではなかった。だが、ほとんどのファンは『Pictures of You』や『ラヴソング』を繰り返し再生し、『The Same Deep Water as You』はスキップしていたのではないだろうか。この曲は約9分の曲で、救いようがないほど絶望的に見える激しい情事について歌ったものだ。「君と同じ深さで泳ぐのは難しい/溺れるのが浅瀬なら、失うものは少ないだろう」とスミスは歌う。

1/3ページ

最終更新:7/17(日) 18:00

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2017年WINTER

株式会社パワートゥザピープル

2017年WINTER
12月10日(土)発売

880円(税込)

特集:The Rolling Stones
約11年ぶりの新作インタヴュー
ONE OK ROCK
SUGIZO/TAKURO
浅井健一/西島隆弘 AAA