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ドイツにハマスとヒズボラのテロリストが1250人潜伏!? イスラエル紙報じる

HARBOR BUSINESS Online 7/17(日) 9:10配信

 7月に入って『エルサレム・ポスト』紙が〈ドイツ国内にハマスのメンバーが300人そしてヒズボラのメンバーが950人潜伏して活動している〉と報じた。それはドイツ諜報機関の317ページに及ぶ報告内容を元にしての情報だとしている。〈この二つの組織をEUはテロリストと看做しており、ドイツ政府が彼ら過激派が国内に留まることを容認している理由が分からない〉と同紙は指摘している。

 また、ドイツ軍の内部調査室が掴んだ情報だとして懸念されているのが、〈ドイツから29人の旧軍人が過激派として戦う為にシリアとイラクに向かった〉という話も報じられている。またその調査は拡大されて、現在〈新たに65人の旧軍人が調査の対象になっている〉という。彼らの狙いは武器やモニタ装置などを手に入れることである。2007年から同調査室がドイツ軍人について調査した結果、〈イスラムと関係をもっていると思われるケースが320件あった〉という。〈その7%は過激派と判断される軍人だった〉としている。(参照:『El Mundo』)

◆ドイツが懸念する国内でのテロ

 ヒズボラのメンバーはヨーロッパの各地域にいるイスラエル人やヨーロッパ系ユダヤ人を攻撃する為にヨーロッパを基盤のひとつとしている。ドイツには異なった国から複数の過激派分子が集まっているが、〈その数は10000人〉と推定されている。〈その多くが移民・難民の流入に混じっての流入〉と思われている。(参照:『Infobae』)

 またその過激派分子にドイツに住むおよそ〈760人のドイツ人も加わった〉ことがハーグの国際センターの研究によって明らかにされていると『El Mundo』紙が報じている。(参照:『El Mundo』)

 ハマスとヒズボラ以外に、ドイツ政府が恐れているのは、ISがシリアとイラクでこれまで支配していた地域から大きく後退を余儀なくさせられている関係から、彼らは攻撃の鋒先をヨーロッパに向けていることである。彼らが恐怖の存在であることを知ら示すべくトルコのイスタンブール空港で起きたような自爆テロを行なう可能性が高まっているということである。その安全対策として、ドイツは防犯カメラで捕らえた人物の顔をコンピューターで解析してテロリストがどうかを判断するシステムも採用していることも公になっている。

◆テロリストのせいで移民への感情も悪化

 当初ドイツ政府は企業連盟の支持もあり移民・難民の多量の流入を支持した。若い労働力を安価で雇えることを期待したからである。戦後のドイツの発展もトルコからの移民の安価な労働力に負うところが大いにあり、今回の移民•難民の流入からも同じような期待をした。しかし、彼らの中にテロリストも混じっているということが判明してからは、移民・難民の受け入れを容易に展開させたメルケル首相もその受け入れ体制の修正を余儀なくさせられている。本人もテロリストが移民・難民の中に偽装して入国していることを認めるようにもなっている。

 当初は多くのドイツ国民が移民•難民の入国に歓迎振りを見せていた。しかし、現在もそれを支持しているのは〈国民の41%で、28%は彼らの入国に終止符を打つべきだ〉という意見だ。〈1年前まで36%のドイツ人が移民・難民がドイツ文化に順応することが重要だ〉と表明していた。それが現在は〈53.5%のドイツ国民がその重要性を感じている〉という。(参照:『La Gaceta』)。

 フランス人ジャーナリストでテロ組織の中に6か月潜伏した人物が次のようなことを語った。「彼らは世の中を良くしようという望みもない」「彼らは先を失い失望して自殺をしようとした洗脳され易い若者だ」「ISが存在している時代に生を得たというのが不幸だった」「彼らは何かを求めていた。そしてISを見つけたということだ」と語った。(参照:『El Espanol』)。

 希望を失った若者たちがテロ組織に流れ、国難を逃れようとした移民と現地住民の間に軋轢が生まれる。負の連鎖は果たして止められるのだろうか。

<文/白石和幸  photo by yeowatzup via flickr (CC BY 2.0) >

しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/17(日) 9:10

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