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もし眼疾患「加齢黄斑(かれいおうはん)変性」になってしまったら…その治療法とは?

OurAge 7/18(月) 11:30配信

アラフィフ世代に増加中という「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」。本を読んだり文字を書いたりするのが困難になる、財布の中のお金の判別がしにくくなる、野菜を切る際に手元が見づらいなど、病気が進むと日常生活にも支障が出てくる。加齢黄斑変性のおもな原因は老化だが、太陽光の刺激や高血圧、肥満、偏った食生活、遺伝とのかかわりなども指摘されているそうだ。なってしまったときの対処法と、自分でできる予防対策を、日本眼科学会認定専門医で日本抗加齢医学会認定専門医の大倉萬佐子さんにうかがった。

治療法としては、進行の早い「滲出型」といわれるタイプには、脈絡膜新生血管の中心窩からの位置、病型や視力の程度によって「抗VEGF療法」「光線力学的療法(PDT)」「レーザー光凝固術」が選択される。また2014年には、皮膚からiPS細胞を作り、網膜の細胞に成長させて網膜色素上皮細胞を移植する、世界初の手術が行われた。

進行の遅い「萎縮型」や前段階の病変だけが認められる場合、2012年に厚生労働省公表の『加齢黄斑変性の治療指針』では経過観察のほか、予防的治療としてライフスタイルと食生活の改善や、アメリカでの臨床試験結果に基づくサプリメントの摂取が推奨されている。

予防のための対策としては下記のような方法がある。
・サプリメント
2001年発表の米国国立眼研究所主導による大規模な臨床試験では、ビタミンC・E、β-カロテン、亜鉛を含むサプリメントを摂取すると、7年間で進行を25%抑制できたという報告がある。さらに、2013年の試験結果からは、β-カロテンを、ルテインやゼアキサンチンに置き換えた処方が推奨されている。市販品も多く出ている。

・食べ物
「ルテイン」は、その異性体のゼアキサンチンとともに、黄斑色素を構成するカロテノイド。これらは、スマホやパソコンなどから発せられるブルーライトをブロックするフィルターとして、目の中の黄斑を保護していると考えられている。ほうれん草、ブロッコリー、小松菜などに多く含まれている。ブロッコリーの茎は栄養価が高いので、捨てずに食べよう。これらは少量の油と一緒にとると、吸収率がアップする。毎日の食事でしっかりとるのが理想だが、難しい場合はサプリメントを利用するのもいい。

また「ビタミンC」を多く含むパプリカやレモンなどの野菜・果物、「ビタミンE」を含むかぼちゃ、アーモンドなどのナッツ類、イクラなどの魚卵、うなぎのかば焼き、「亜鉛」を含むカキや煮干しもおすすめ。

・生活習慣の改善
紫外線やブルーライトを浴び続けると、網膜の中心部にある黄斑がダメージを受ける可能性があると言われている。スマホやPCを使う際は、ブルーライトカットフィルムを利用したり、PC用眼鏡をかけるのも効果的。また、喫煙者は加齢黄斑変性になる危険性が高いため、禁煙することが望ましい。

最終更新:7/18(月) 11:30

OurAge

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