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「嬉しいのに素直になれない」レッズ興梠、リオ五輪参戦を後押しした仲間の言葉とは

Football ZONE web 7/18(月) 7:30配信

迷うストライカーにMF柏木がかけた言葉

 リオデジャネイロ五輪代表にオーバーエイジ枠(23歳以上)で選出された浦和レッズのFW興梠慎三は17日の大宮アルディージャとの“さいたまダービー”で先発出場。前半に腰を痛めてヒヤリとする展開となり、後半12分に途中交代。国内最終戦は2-2で引き分けたが、同僚に背中を押されてブラジルに向かうことになる。

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 試合後の取材には普段通りに姿を現した興梠だが、「前半の早いうちに、少しピキッときた」と腰に異変を感じたことを明らかにした。

 ベンチには「痛みがあるから、交代枠は残しておいてほしい」と伝えてプレーを続行。前半37分には背後への鋭い飛び出しで相手のファウルを誘発した。そこで得たフリーキックを日本代表MF柏木陽介が蹴り込んで先制したが、1-1の同点で迎えた後半12分に交代で退いた。

 自分の背番号である「30」が交代ボードに表示されていることにしばらく気づかなかった。想定外の交代となったエースは「痛いところはあったけど、相手も疲れてきてスペースができて、『これから』というところで交代になってしまった。残念だし納得がいかないところもあるけど、監督が決めることなので」と悔しさを口にした。

 しばらく浦和を離れて手倉森ジャパンに初合流となる。この日、先制ゴールを挙げた柏木は、世界の大舞台に臨むストライカーを激励して背中を押していたことを明かした。

「オレは慎三が出ていた方が見たいと思う」

「(興梠は)恥ずかしがり屋というか、嬉しいのに素直に受け入れられないところがある。こんなチャンスがあるのに行かないのはもったいないよと。あの大舞台で活躍できたら年齢に関係なく素晴らしいことだし、オレは慎三が出ていた方が見たいと思うから、全力でやってほしい。人生は一回だし、3人しかない枠に監督から出てくれと言われるのは、そんな光栄なことはないよと。そういう話はしました」

 レッズでのタイトルを切望する興梠はリーグ戦のチームを離れることに心苦しさを感じていた。その一方で、手倉森誠監督からの「お前と一緒にやりたい」という言葉には心を動かされていた。そんなストライカーの心の機微を柏木は感じ取っていたのかもしれない。

 チームメートから活躍を期待され、送り出された興梠は「行くからには頑張ってきたいと思います。まずはチームになじんで、テグさん(手倉森誠監督)が目指すものをしっかり理解して、最大限の力を発揮したい」と語った。

 五輪出場を決断してから5試合で4ゴールと、好調を維持して臨む五輪になる。手倉森ジャパンの最前線に構える万能型FWが、ブラジルの大地で躍動することが目標であるメダル獲得につながるはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/18(月) 7:30

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