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東京Vの“マスター”永井秀樹が語る最高のスパイク「マスターって何よ?」【SPIKE WARS】―1

フットボールチャンネル 7/18(月) 10:30配信

遠い昔、まだラモス瑠偉がルイ・ゴンサウヴェス・ラモス・ソブリーニョだったころ、彼の所属する読売クラブが国士舘大学と練習試合をしたことがあった。試合後、ラモスはチームメイトの武田修宏に命じた。「いますぐ大学辞めてウチのチームに来いってあの選手に言ってこい! あれは天才だよ!」――。それから25年。ラモスをして天才といわしめた男、永井秀樹は目下、三浦知良に次ぐ日本で二番目に経験豊富なJリーガーである。この企画は、サッカー界の表も裏も知り尽くした男マスター・ナガイに、メーカーの枠組みを超えて各社のスパイクを試し履きしてもらい、その寸評とジャッジを公にしてしまおうという、おそらくは世界でも初めての試みなのである。

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メーカー横断履き比べ企画『スパイク・ウォーズ』

──それではマスター・ナガイ、始めましょうか。前代未聞、日本発にしておそらくは世界初であろうプロジェクト。

マスター永井 「ちょっと待った。そのマスターって何よ?」

──あ、これはですね、キングギアの発起人Kが「すべてのコラムなり特集は映画かドラマのタイトルをもじったものにせよ」と。

マスター永井 「うん」

──で、永井さんの企画はですね、メーカーの枠を超えて、片っ端から履き比べをし、かつ寸評とジャッジを加えていただくものじゃないですか。

マスター永井 「そう聞いてるけど」

──ならばこれは戦争だと。ウォーだと。スパイク同士のウォーだと。

マスター永井 「ちょっと待った。まさかとは思うけど、だからタイトルはスパイク・ウォーズで、俺はマスター・ヨーダ的立場ってこと?」

──発起人Kとしてはそのつもりのようです。ちょっと苦しいかな、とは本人も認めておりましたが。

マスター永井 「ちょっと、じゃないでしょ。苦しすぎ」

──はい、スタッフ一同もそう思ったのですが、じゃ代案を出せと言われまして。

マスター永井 「そしたら出なかった、と」

──はい‥‥。

「いまと違って、ヨーロッパのサッカーは現地に行かないと見られない時代だった」

マスター永井 「ま、いいか。達ちゃん(発起人K)とは俺が高校2年の時からの付き合いだし、打ち合わせの時も、“スパイク界の達人(マイスター)になってくれ”って言われてたから」

──高校2年。ということは、マスター・ナガイが国見高校で全国初制覇をなさった時でございますね?

マスター永井 「そう。で、俺が高校選抜に選ばれて、ヨーロッパ遠征をしてた時、一人で放浪してた達ちゃんと出会ったのよ。まったくの偶然に。それこそ、あの人が大好きなボルシア・メンヘングラッドバッハのホーム・スタジアムで」

──ああ、聞いております。なんか、選抜の乗ってたバスがぬかるみでスタックして、選手たちがエンコラ押してるところにあの人が通り掛かったとか。

マスター永井 「うん。同じ日本人として見過ごせない、と思って手伝ってくれたらしいんだけど、そしたら、ウチ(国見)の小嶺先生から“キミはなんでこんなとこにいるんだ。ヨーロッパのサッカーを見て回ってる? じゃ、その時の様子を聞かせてくれないか”みたいなことになって、俺らの宿舎に連れてこられちゃったのよ」

──はあ。

マスター永井 「いまと違って、ヨーロッパのサッカーは現地に行かないと見られない時代だったから、小嶺先生もいろんなことを聞きたかったんだろうね。スペインから列車で各国を周りながらサッカーを見てきたっていうし、学生の分際で、その2年前にはメキシコのワールドカップも見に行ってたっていうんだから」

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最終更新:7/18(月) 10:30

フットボールチャンネル

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