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【リオ五輪】中村航輔に期待される“いつもどおり”のビッグセーブ。安定感の秘密はそのスタンスにあり

SOCCER DIGEST Web 7/18(月) 6:00配信

勝った試合の後でも、負けた試合の後でも変わらない。

[J1第2ステージ4節]FC東京0-1柏/7月17日/味スタ
 
 伊東純也、中谷進之介、中村航輔ら五輪世代が輝きを放った柏が1-0でFC東京を下した。リオ五輪に参加が決定しているメンバーにとっては、ブラジルに出発する前の最後の試合。柏では、本大会に出場するGKの中村に大きな声援が飛んだ。

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 サポーターから絶大な期待を受ける中村は、代名詞でもある“ビッグセーブ”をこの日も披露した。27分と55分にムリキの決定的なシュートを阻止し、64分には橋本拳人のヘディングを弾くなど好守を連発。リオ五輪本戦出場選手として、その期待に恥じないプレーだった。
 
 試合後、中村はFC東京戦を次のように振り返った。
 
「良い対応もありましたし、DF陣と連係して守ることができた。チームから離れる前ではありますけど、いつもどおり勝利に向かって取り組めたと思います」
 
“いつもどおり”。
 
 決して口数が多いタイプではない中村だが、試合後に話を聞くと、よくこの“いつもどおり”という言葉を口にする。それは勝った試合の後でも、負けた試合の後でも変わらない。今シーズンは開幕当初こそ、チームの不調の煽りを受けて、自身の調子にもムラが見られた。ただそんな時期でも、堂々とした物言いは変わらず。徐々に調子を取り戻し、ビッグセーブでチームを勝利に導いた日も、決して奢ることなく、淡々と語る姿勢は崩さない。
 
 この平常心こそが中村の安定感の秘密であり、魅力だ。U-23代表チームでもそのスタンスは変わらない。
 

言葉よりもプレーで示すという変わらぬスタンスを貫いてきた。

 今年1月、カタールで開催されたリオ五輪アジア最終予選は右足首の故障で出場を辞退。当時は「もちろん悔しさはあった」と語ったが、すぐに平常心を取り戻し、その後は言葉よりもプレーで示すという変わらぬスタンスを貫いてきた。そして、最終予選に出場していない選手で唯一、本大会出場への切符を掴み取った。
 
 本大会への意気込みを聞かれた中村はやはりこう答える。
 
「どんな試合でもやはりいつもどおり勝利を目指していくということは、代表チームでもクラブチームでも変わらないことだと思うので、開幕戦までしっかり準備して臨みたいと思います」
 
 リオ五輪でも、中村の“いつもどおり”のビッグセーブに期待は高まるばかりだ。
 
取材・文=多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
 

最終更新:7/18(月) 10:15

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