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【磐田】ヘーレンフェーン強化担当が川崎戦を視察。小林祐希「どうなるにしても、ジュビロを愛している」と意味深発言

SOCCER DIGEST Web 7/18(月) 7:00配信

小林の起用について、名波監督は「諸事情により使わざるを得ない状況でした」と冗談。

 
 第2ステージ4節の磐田対川崎戦は1-1の引き分けに終わったが、試合後の取材エリアに現われた小林祐希は自信に満ちていた。
 
 記者陣から「試合中の表情も良かったように見えた」と振られる、小林は「モチベーションの問題かな、嘘、嘘」と冗談で返し、そして力強く宣言するのである。
 
「やっぱ俺、追い込まれた時のほうが強いなって、自分で感じました」
 
 この日、小林の移籍先として噂されるオランダ1部のヘーレンフェーンのスポーツディレクター(SD)が川崎戦を視察。そうした状況のなか、小林は「今日はずっと良かった」と、自身のパフォーマンスに手応えを感じていた。
 
 トップ下で先発し、84分にピッチを退いたものの、交代の舞台裏を小林は明かす。
 
「本当はハヤオ(川辺駿)を下げて、俺をボランチに落とし、マツくん(松浦拓弥)を真ん中に入れようとしていたらしいので。ナナさん(名波監督)がそれぐらい俺を使いたかってことは、良かったということ」
 
 さらに試合中、ベンチから飛んだ声で確信を深めたという。
 
「攻められている時間帯に『お前はボールが収まっているから、一回触ってやって』と、ベンチから言われた。そういう指示をひとつ見ても、(自分のプレーは)良かった」
 
 名波監督は小林のパフォーマンスについて、「ずっと良くなくて、どうせだったら頭から外してやろうと思っていた」と語り、「諸事情により使わざるを得ない状況でした」と冗談を飛ばした。
 
 諸事情とは、ヘーレンフェーン強化担当の視察を指しているのだろう。これは名波監督のウィットに富んだサービストークだが、「今日に限り、非常に良いパフォーマンスだった。間、間で受けていたし、前を向く意識、それから周りの人間を使う意識が出ていた。全体的には合格点を与えてもいい」と、その働きを評価した。

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ひと通り話し終えた小林は、記者陣の機制を制するように「どうなるにしても…」。

 名波監督のコメントを知ってか知らずか、小林は「今日は意識して、いつもより3メートル前にポジションを取った」と明かしている。
 
「だからペナルティエリアに入りやすかった。落ちてボールを受けるのは疲れるから、サボるというか、戻らなくていいやと」
 
 さらに、ここから「あのね、なんていうのか割り切った」と“小林節”が続く。
 
「これで俺がボールを触れなかったら、ボランチのせいだって。俺が名波さんからプレッシャーをかけられているように、宮くん(宮崎智彦)とハヤオ(川辺駿)には、俺がプレッシャーをかけた。俺に(ボールを)つけろと。俺でもいいし、俺を飛ばして前につけろと。3人目で俺が受けるからと。だから今日は、結構前向きでボールを蹴れた」
 
 ひと通り話し終えた小林は、移籍の話題が出る気配を感じ取ったのだろう。素早く身体の向きを変えて出口へと歩き出し、記者陣の機制を制すようにひと言だけ残した。それも意味深なひと言を。
 
「どうなるにしても、ジュビロを愛していることに変わりはないです」
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:7/18(月) 13:32

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