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もうすぐ日本上陸の「ポケモンGO」、CIAの陰謀説はなぜ登場した?

HARBOR BUSINESS Online 7/18(月) 9:10配信

 任天堂が展開する新ゲーム「ポケモンGO」。位置情報を活用することで、現実世界を舞台にしてポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルができる無料アプリゲームだ。

 7月6日にリリースされたアメリカでは、アクティブユーザー率がTwitterを超えるなど、話題沸騰。レアなポケモンがゲットするために、多数の人がセントラルパークに集まるほどのいち大社会現象となっている。(参照:https://www.facebook.com/PokemonGoToursGoldCoast/videos/1617191128594055/)

 そんなポケモンGOだが、尋常ならざる人気で社会現象になると、例によってさまざまな「陰謀論」も登場してくる。そのひとつが、「実はCIAと繋がっているのでは?」というものだ。

◆ポケモンGO開発会社とCIAの関係は?

 ポケモンGOとCIA。なぜそんな陰謀論が飛び出たかというと、ひとつのベンチャー・キャピタルの名前が浮かび上がる。

「katehon.com」の記事によると、ポケモンGOを開発したNiantic社は、以前「In-Q-Tel」というベンチャー・キャピタルから出資を受けた人物、John Hankeによって設立された会社なのだが、この「In-Q-Tel」、CIA直下に属する資金運用部門なのだ。

 CIAがなぜ、ポケモンGOに興味を持つのか。陰謀論者にとって、その理由は簡単だ。ポケモンGOは、スマートフォンの位置情報をリアルタイムで取得できるからだ。

◆Ingressは個人情報がダダ漏れ?

 ポケモンGOを開発・販売したNiantic社は、「Ingress」という大ヒットゲームを出したことでも知られている。IngressもポケモンGOとよく似たシステムで、現実の世界にある「ポータル」という目印を制圧し、陣地を作成していくゲーム。こちらも、ユーザーの位置情報をリアルタイムに取得している。

 この位置情報は他のユーザーも閲覧できるため、自分の居場所を公開しているということになる。また、Google+との連携機能もあるため、うっかりリンクを有効にしておくと、本名や顔写真、現住所などを登録していると、個人情報がダダ漏れになってしまう可能性があるとして、CIA云々はさておき、個人情報の点から危険性を指摘する声は少なくなかった。

 ポケモンGOにおいても、Ingressと同じような危険性があると考えられる。ポケモンをゲットした日時や場所の情報を公開してしまうと、そこからユーザーの行動範囲などが割り出されるかもしれない。

◆日本上陸の際に気をつけるべきこと

 位置情報を使ったゲームは、ユーザーのリアルタイムの居場所がわかるだけではなく、行動パターンなども推測できる。CIAにとっては多数の人間の情報を手に入れられるというメリットがあるため、裏で繋がっているのではないかという憶測が流れたのだろう。

 実際のところ、ポケモンGOにCIAが絡んでいるというのは単なる陰謀論の範疇を出ないうわさ話に過ぎないだろう。しかし、CIAでなくても、一般のポケモンGOユーザーが特定のユーザーの個人情報を取得するということは、それほど難しくないと思われる。

 7月中には日本にも上陸するとされているポケモンGO。心待ちにしている人も多いことだろうが、プレイする際にはできるだけ個人情報が漏れないよう、注意したほうがよさそうだ。

<文/三浦一紀>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/18(月) 12:47

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