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「ディフェンシブ」の強みを思い切り発揮しそうな医療関連株はココ

会社四季報オンライン 7/19(火) 19:36配信

 総務省がまとめた2015年の国勢調査が発表になった。人口の4人に1人が高齢者となり、世界で最も高齢化が進んでいることを再確認した。当たり前のことだが、英国の欧州連合(EU)離脱など世界がどれほど「不確実」な状態に陥っても、高齢者増にはさほど影響がない。出生率は若干狂いが出るが、「高齢者が着実に年を取る」というのは経済統計で最も正確な数値の一つだ。

 「不確実の時代だからこそ確実なものにすがりたい」との心理が働くのは当然のことだろう。市場では再び、ディフェンシブセクターの人気が高まっている。ディフェンシブ関連セクターの代表は医療、食品、エネルギー分野などだ。

 食品関連はディフェンシブの代表だが、景気後退による家庭の食材購入単価の下落の影響も無視できない。実際、砂糖、缶ビール、サラダ油といった汎用の消費財は価格下落が続く。消費者の節約志向の高まりが浮き彫りになろうとしている。

 生鮮食品ならば景気後退局面でも需要のブレは小さい。しかし、食品メーカーの収益源であるこれらの食材は比較的、景気変動に左右されやすい。食品セクターはこれまで製品の値上げなどの恩恵を受けてきた。しかし、足元では逆に価格の下落でディフェンシブ的な側面が薄れつつあるといえる。

 エネルギー分野も石油関連企業が市況低迷で苦戦。電力関連は原子力発電問題の呪縛から抜け出ていない。消去法で医療関連セクターはやはり、ベターな選択肢ということになろう。

■ 円高メリット大きい、あの銘柄

 注目銘柄の一つに挙げたいのがホギメディカル <3593> だ。病院での手術で着用する医療用不織布製品やキット製品の企業。医療ドラマなどに登場する医師がよく身に付けている青色の手術着が主力である。

 「医療現場への滅菌の提供」が同社のコンセプト。手掛けている手術着の材質は「不織布」といわれるものである。手術着には紙素材のものもあるが、血液が付着したり、水に濡れたりした場合の強度の面で問題が残る。一般の布製品だと、織り目から細菌やウイルスが入り込むリスクが大きい。かっぱなどに使われる塩化ビニールなどの素材では、手術時に医師が動きにくいというデメリットがある。

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最終更新:7/21(木) 19:06

会社四季報オンライン

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