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スマホ向けると盗撮? 滋賀条例改正案に衝撃

R25 7/21(木) 7:00配信

公共の場における盗撮やストーカー行為の取り締まりを強化するために滋賀県が発表した迷惑行為防止条例の改正案が、少々行き過ぎなのではないかとネット上で話題となっている。

滋賀県警の公式サイトに公開された条例案によると、改正のポイントは、「盗撮行為の禁止場所の拡充」「盗撮目的で写真機等を『人に向ける行為』『設置する行為』の規制対象化」「盗撮行為で映像を記録した場合の罰則の強化」「『つきまとい行為等の禁止』規定の新設」の4つ。なかでも、注目の的となっているのが、「盗撮目的で写真機等を『人に向ける行為』『設置する行為』の規制対象化」という項目だ。

現在の条例では、盗撮を目的としてカメラを“設置”する行為は、「盗撮」として規制することができなかったが、改正案では盗撮目的のカメラ設置が規制の対象となるという。さらに、「盗撮する目的で写真機等を『人に向ける行為』」も規制されるということで、スマホやデジカメなどを人に向けただけでも、盗撮行為として取り締まられる可能性があるのではないかと危惧するネットユーザーも多いのだ。

あくまでも改正案であるうえ、そもそも“盗撮”という卑劣な目的が前提になっているわけだが、ツイッターでは、

「滋賀県の盗撮防止の規制強化案やばいな エスカレーターで携帯取り出しただけで逮捕できるな」

「これは困る!! 一応撮るとき人写ってないか気をつけてるけど向けるだけでとか…」

と、まったく盗撮の意図がなかったとしても、盗撮行為と見なされてしまうことを恐れるネットユーザーが多い。ほかには、

「滋賀の条例の件、手でカメラ(スマホ)を持って行われるタイプは冤罪の危険が高いので改正を早まらず、『盗撮目的でトイレや更衣室などにカメラ等を設置する行為』のみに限定して対処すべきだと思う」

「盗撮当たり屋行為が横行するだけじゃんね。そして本気でやる奴は『カメラのカタチ』をしたものを使わない」

などの意見も。言い換えると、盗撮を目的としている犯罪者はスマホや通常のカメラなどを使わずに、盗撮専用の撮影機器を使うケースもあるため、「盗撮する目的で写真機等を『人に向ける行為』」としてスマホの利用者を取り締まった場合は、冤罪の可能性が高くなるのではないか、という指摘もあるのだ。

改正案で規制の対象とされているのは、あくまでも「盗撮する目的で写真機等を『人に向ける行為』」であり、単純に「スマホを人に向ける行為」ではない。したがって、盗撮目的がなければ、街中でスマホを使用しても、取り締まられるわけではないはずだが、「冤罪」の可能性を考えると、ネットユーザーが過敏に反応するのも仕方ないのかもしれない。

(小浦大生)

【関連リンク】

■滋賀県迷惑行為等防止条例の一部を改正する条例(案)について御意見を募集します - 滋賀県警察の広場

http://www.pref.shiga.lg.jp/police/seikatu/seikatu/joureikaisei/joureikaisei_top.html

■「滋賀 盗撮」での検索結果 - Yahoo!検索(リアルタイム)

http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%BB%8B%E8%B3%80+%E7%9B%97%E6%92%AE


(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:7/21(木) 10:53

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