ここから本文です

イングランド代表監督にアラダイス氏就任へ “キック&ラッシュ”の信奉者、かつて中田英寿も指導

Football ZONE web 7/21(木) 9:55配信

サンダーランドと最終交渉 「BBC」は24時間以内に承認と報じる

 サンダーランドのサム・アラダイス監督が、ロイ・ホジソン前監督の辞任で空位となっていたイングランド代表監督の座に就くことが決まったようだ。英公共放送「BBC」は、現地時間20日に「24時間以内に承認される」と報じた。

【写真一覧】欧州サッカーを彩る美女サポーター特集 あのスター選手の美人妻やガールフレンドも…

 イングランド代表は欧州選手権(EURO)で史上最強のメンバーが揃ったとの前評判もありながら、初出場のアイスランドにベスト16で敗れて期待ハズレの結果に終わった。敗退決定直後の会見で、68歳のホジソン前監督は辞意を表明していた。

 その後、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督など大物外国人監督の名もリストアップされたと見られているが、最終的にはアラダイス監督、ハル・シティのスティーブ・ブルース監督というイングランド人指揮官に絞られ、2人がFA(イングランドサッカー協会)との面談を行っていた。

 その結果を受けて、新たな“スリー・ライオンズ”の指揮官に任命されるのは、9カ月前にサンダーランドへやって来たばかりのアラダイス監督となった。クラブとの契約を1年残しているため、FAがサンダーランドヘ支払う違約金の問題のみ残されているという。

 アラダイス監督は現地時間21日にFAと再び会談を行い、そこで就任が正式に承認される見込みとなっている。06年にスベン=ゴラン・エリクソン元監督の後任としてもリストアップされていたが、当時はスティーブ・マクラーレン元監督が後任に就いていた。10年の時を経て、ついに代表監督の座を手にすることになる。

英国の古典的な戦術を愛する“ビッグ・サム”

「ビッグ・サム」の異名を持つアラダイス監督は、2005-06シーズンにボルトンに所属した中田英寿氏を指導。ロングボールを多用する古典的な戦術を採用しながら、国際色豊かなメンバー構成を好む指揮官として知られていた。経験は申し分ないが、戦術的には見るべきところは少ない。これまでは中堅や残留争いを演じるクラブでの経験が大半で、ビッグクラブを指揮した経験もなく、メジャータイトルの獲得もない。「BBC」のデータによれば、プレミアリーグにおける通算勝率は33.6%となっている。

 また、これまでのキャリアでは得意のロングボール一辺倒の戦術を愛用。直近のサンダーランドでの平均ボールポゼッション率は39.94%。総パス本数に対して、ロングボールが占める割合は21%になるという。アラダイス監督の就任は、イングランド代表をかつての「キック・アンド・ラッシュ」の時代に引き戻すことになるかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/21(木) 9:55

Football ZONE web