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米柔道界に初の五輪金メダルをもたらした柔道家 その進化の要因とは

THE ANSWER 7/21(木) 19:42配信

ロンドンで米柔道界初の金メダル、リオでも飛躍見据えるハリソン

 かねてから「日本のお家芸」と言われてきた柔道だが、4年前のロンドン五輪では金メダルわずか「1」という屈辱を味わった。男子の金はゼロ。女子57キロ級で松本薫が頂点に立ったのが唯一だった。

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 日本勢がそんな歴史的惨敗を喫する裏で、初の金メダルを手にした国があった。アメリカである。女子78キロ級でケイラ・ハリソンが世界一に輝き、同国に初の栄冠をもたらした。以来、4年が経ち、リオデジャネイロ五輪が迫る中で、米高級紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙がいかにして同選手が進化したかについて特集している。

「JUDO」という競技が国際化し、世界の国々がメダル数を増やす中で、ハリソンは「寝技」で自身のスタイルを確立していったようだ。

「私は世界中でとても多くのトレーニングキャンプを組んできたし、寝技の乱取り、すなわちスパーリングを3ラウンドにわたって行なってきたんです。他の人たちが立ち技での乱取りを10ラウンドこなしている時にです」

 26歳の金メダリストは記事の中でそう語っている。

日本にとっても強敵に

 記事によると、ロンドンで頂点に立ったハリソンには、総合格闘技界も注目。もし参戦すれば億万長者になった可能性もあったという。それでもハリソンは「私は26歳ですが、全く新しいアスリート人生を送りたいと思うでしょうか。そうは思いません。私は柔道に関わり続けたいのです」と語り、UFCなどへの参戦に否定的な姿勢を示し続けているという。

 記事ではハリソンがリオ五輪に向けても多くの練習時間を寝技に割いていることを紹介。「寝技は決して派手でも爆発性もないが、アメリカ人柔道家にとっての信条なのだ」とレポートしている。ハリソン自身、「寝技は相手にとっての弱点になります。それと同時に私たちの長所です。だからこそ鍛え上げているのです」と語っているという。

 自らのストロングポイントを突き詰めることが、世界一への最短距離――。ロンドン五輪で頂点に立ったハリソンは、その練習法こそが自身の生命線と考えているようだ。同級のリオ五輪代表で2015年世界選手権覇者の梅木真美も昨年のグランドスラム東京大会準決勝ではハリソンに惜敗。今大会も強敵になることは間違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/21(木) 19:42

THE ANSWER

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