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日経平均の上値余地はあと数百円程度にも見えます

会社四季報オンライン 7/21(木) 19:41配信

 日経平均株価は7月19日に1万6726円まで上昇しました。一目均衡表の変化日の通過に合わせて調整ムードになるかもしれないと考えていましたが、そのような雰囲気はまったくありません。経済対策への期待がよほど強いのでしょうか。

 外国為替市場のドル・円相場はドル高円安が進行。1ドル=106円台まで円が売られました。米国ニューヨークダウも高値更新後、引き続き堅調に推移しています。こうした点も日本株の強さの理由に挙げられるでしょう。しかし、日経平均のチャートからは1万6900円前後が上限で、上値余地は数百円程度にも見えます。

 2015年夏に起きたチャイナショック以降は、短期売買の戻り売り戦略を中心に据えてきました。一方で、中長期の上昇トレンドが否定されたわけでもないため、強い銘柄の買いに絞って取引を続けてきました。ドル・円が102円前後の水準でなんとか踏みとどまるのであれば、株価の上昇トレンドは不変だろうと考えていました。今のところはなんとかそうした局面が続いています。

 個別銘柄では「ポケモンGO」の海外人気のおかげで、任天堂 <7974> が連日の大商いとなっています。あの時価総額をあれほど動かすなんてすごいの一言。少し前まではそーせいグループ <4565> を始めとしたバイオ株がメインプレーヤーだったのに、物色対象の移り変りの早さには驚かされるばかりです。

 ただ、それを踏まえると、蚊帳の外に置かれたバイオ株が再び、人気化することもあるでしょう。短期と中長期を分けて考え、有望とみられるバイオ株については軟調なところをしっかり仕込んでおきたいと考えています。

 もっとも、今春あたりから東証1部銘柄に強いものが散見されているように感じてはいました。新興株については本当に割安といえる銘柄以外は取引せず、当面は主に大型株を売買しようと思っています。東証マザーズ指数先物の取引が19日に始まりましたが、大型株に物色の矛先が向かっていることもあってか、軟調な始まりを余儀なくされました。人気化するまではなかなか動かないのがマザーズ銘柄です。

 大型株買いの一環で注目したのが小野薬品工業 <4528> です。「Brexit(ブレグジット)ショック」の6月24日以来の4000円割れとなったタイミングで購入しました。52週移動平均線にタッチしたこともあり、短期的にはリバウンドが期待できるかもしれません。大型株であれば新興株のように乱高下することもないので、右往左往せずに済みそうです。

 (毎週木曜日に掲載)

 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香

最終更新:7/22(金) 18:21

会社四季報オンライン