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注目を浴びている健康キーワード「ラクトフェリン」って何?

OurAge 7/22(金) 15:24配信

“健康”にますます関心が高まっている昨今、次から次へと話題になるワードが登場中だ。最近テレビや店頭などでよく見聞きするのが「ラクトフェリン」。40、50代女性の救世主!?とも言われている成分だ。いったいどんな成分なのだろう?

「ラクトフェリン」とは多くの哺乳動物の乳、涙や鼻の粘膜などに含まれている成分のこと。特に人間の出産後5日頃までに出る初乳に多く、その量は100ミリリットルあたり約600ミリグラムほどだ。殺菌される前の牛乳(=生乳)にも含まれるが、量は人間の10分の1程度。圧倒的に人間の乳に多く含まれ、生命誕生時に深くかかわり、赤ちゃんの健康と成長を助ける、まさに神秘的な成分だ。1939年にデンマークの科学者が発見し、その体を守る効果に着目。これまでに世界中で研究され、その生理機能が徐々に明らかになってきた。

現在報告されているのは、免疫調整作用、ビフィズス菌の増殖、鉄吸収調整作用、抗炎症作用、脂質代謝改善作用、シワ改善作用など。しかし、この成分は熱に弱く、機能を保持しながら安定的に抽出するのが難しい。

日本でも以前から各社でラクトフェリンの研究が進められてきた。なかでも森永乳業は、すでに1963年に日本で初めて研究報告を発表。ラクトフェリンを、本来の性質を保持したまま高い純度で抽出する技術と、熱の影響を受けず変性しない殺菌技術の開発に成功し、1986年には世界初の乳児用ミルクを発売している。

「これまでに育児用ミルク、ヨーグルト、機能性ミルク、サプリメントなどを発売してきました。最近では、ラクトフェリンの免疫力を高める効果についてさまざまな研究発表をしています」(森永乳業・広報・長谷川さん)
ノロウイルス胃腸炎の疑い、または確定診断された人の割合は、ラクトフェリンの摂取頻度が高いほど少ないことがわかった。ラクトフェリン含有食品を摂取していると、免疫力が高まり、ノロウイルス胃腸炎にかかりにくいことが判明した。

2015年に機能性表示食品制度が施行されたが、その第1号がライオンのラクトフェリン含有のサプリメントだ。
「当社の研究では、ラクトフェリンは脂肪組織に直接作用し、脂肪分解を促進し、脂肪の合成を抑制するふたつの効果があることがわかりました」(ライオン・広報・土岐さん)
機能性表示に届け出をしたデータは、BMIが25以上で腹部肥満傾向のある、健康な日本人男女を対象に行った臨床試験。ラクトフェリンが入った錠剤を飲んだグループでは、明らかに内臓脂肪面積とBMI値が減っていた。

他にも、ラクトフェリンを直接肌に塗ることで深いシワを改善されるという研究結果が。肌の細胞を活性化する、肌修復力の高い効果が見られたという。免疫力アップ、脂質代謝改善、シワ改善…美と健康に留意したいアラフィフにはうれしい効果ばかり。これからも「ラクトフェエリン」に注目していきたい。

最終更新:7/22(金) 15:24

OurAge