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猫の可愛いグルーミング行動には「癒やしのマッサージ効果」があった!

サライ.jp 7/22(金) 17:30配信

空前の猫ブームといわれる昨今。でも、猫の生活や行動パターンについては、意外と知られていないことが多いようです。人間や犬の行動に当てはめて考えて、まったく違う解釈をしてしまっていることも少なくありません。昔から猫を飼っているから猫の性格や習性を熟知していると思っていても、じつは勘違いしていたということが結構あるようです。

そこで、動物行動学の専門医・入交眞巳先生(日本獣医師生命科学大学)にお話を伺いながら、猫との暮らしで目の当たりにする行動や習性について、専門的な研究に基づいた猫の真相に迫っていきます。

猫のブラシは舌にある

猫が入念に手で「顔を洗う」のを見たことがある人は多いかと思います。手を舌でぺろぺろと舐めて唾液をつけ、その唾液のついた手で顔の周りをくるくるとかくようにこすり回します。

満足げな顔をして、じっくり、丁寧に顔を洗っている様子は微笑ましいですが、実は猫が顔を洗う行動は、生態学的には「決まりきった行動」とされていて、どの猫も決まった方法と順番で顔洗いをしているのです。

複数の猫を飼っている方は、ぜひ観察してみて下さい。シンクロするようにお手てを舐め舐め、顔や耳周りをごしごし、といった具合に、どの猫も同じステップで顔を洗っているのがよくわかるのではないでしょうか。

日本では「顔を洗う」と表現しますが、これはグルーミングの一種。毛並みの手入れです。猫に舐められると、少し痛いくらいに舌がざらっとしていますが、それは舌に小さな突起がブラシのようにびっしりと生えているから。この舌のブラシで、猫は自分の体をブラッシングしたり、汚れを舐めとったりしているのです。

入念に顔を洗った後は、体全体も舐め回します。体の場合はわざわざ手に唾液をつけなくても、直接舐めることができますからね。

自分で自分のグルーミングをすることは「セルフグルーミング」、仲のいい猫同士で舐め合って唾液でお互いの毛並みをお手入れしてあげることを「アログルーミング」といいます。セルフでもアロでも、猫のグルーミングの一番の目的は、唾液で毛並みの手入れをすることです。

農場で飼われている猫の1日の行動を調査したところ、睡眠40%、休息22%、グルーミング15%、狩り14%狩り、移動3%、食事2%、その他4%という結果になったという論文があります。狩りや食事よりもたくさんの時間にグルーミングを割いていることがわかります。いかに、猫にとってグルーミングが大切かわかります。

猫がグルーミングをするシチュエーションは、食後であったり、くつろいでいる時であったりします。特に、おいしいものを食べて大満足という時は、グルーミングも丹念です。顔の周りや髭についてしまった食べ物をぬぐい取ったりするのも、いつになく丁寧にしているようです。

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最終更新:7/22(金) 17:30

サライ.jp