ここから本文です

LOW IQ 01が語ったソロ17年目、SUPER STUPID復活ライヴによる心境の変化

ローリングストーン日本版 7/22(金) 16:00配信

17年間ソロとして活動してきたLOW IQ 01が、7月6日に"LOW IQ 01& MIGHTY BEAT MAKERS"としてミニアルバム『THE BOP』を発売した。



ASPARAGUSの渡邊 忍(ギター&コーラスに)、ストレイテナー/Nothing’s Carved In Stoneの日向秀和、FRONTIER BACKYARD/SCAFULL KINGの福田"TDC"忠章(ドラム)という錚々たるメンツが集い、2013年からライヴを行ってきた彼らが初めてレコーディングを行った本作は、LOW IQ 01がシンプルにバンドサウンドを追い求めた、原点回帰ともいえる作品だ。その背景には今や伝説となっているSUPER STUPIDのメンバーが17年ぶりに揃い、活動停止以来初めてステージに上がった2015年11月のライヴがあったという。

「演奏したら、わだかまりがなくなって開き直れた」

―以前からMIGHTY BEAT MAKERSとしてライヴはやっていたと思うんですが、なぜ今回このメンバーでレコーディングをしようと思ったんですか?

今まで17年やってきたソロとしての活動では俺が決めたことを筋立ててやってきたんですけど、自分の中でひとつやり尽くした部分があったんです。それで、今までにやったことがない、新しいことをやろうと思って始めたのが、こういうスタイルでした。で、まずはライヴをやってみて、次は年に1回このメンバーでまたできたらいいねっていうくらいの気持ちだったんだけど、 "年1回だともったいないから、今度はツアーを回ろう"ってことでやらせてもらって。今度はツアーが終わったら"まだまだやり足りない"って話になって、来年もツアーしましょうってなった時に、考えてみたらレコーディングしてないわって(笑)。

―レコーディングはどんな手順で?

まずは自分のデモを聞いてもらって、"こういう感じでレコーディングしたいんだけど、この通りにやらなくていいから、それぞれの持ち味で自由に俺の曲をぶっ壊してください"みたいな感じで話して。そしたら、もう破壊力がすごかったんですよ。みんな腕もたつし、キャラクターは濃いし。

―17年ソロでやってきて、あえてここでバンドというのはなぜだったんでしょうか?

さっきも言ったように1人で決めて1人でやることが、俺は楽だと思ってたのね。誰にも迷惑かけないし、誰にも文句言われないし、自分でケツを拭けばいいと思ってて。だけど17年間やっていると、自分の色しか出てこなくなるんですよね。これから先も自分がミュージシャンとしてやっていくことを考えた時に、フレッシュ感とか、ドキドキ感とかなくなっていくんじゃないかなって思って。あと、11月にSUPER STUPIDをやって(11月14日に幕張メッセで開催したBRAHMANの結成20周年を記念したライヴイベント「尽未来際 ~尽未来祭~」)ひとつケリがついたと思ったんです。今まで俺のサポートをしてくれていたメンバーには、別に自分のバンドがあるじゃないですか。もしくは自分のバンドあっても活動停止していたりするけど、たまにライヴをやっているのを見ると、"みんな、帰るところがあっていいな〟って思っていたんですよ(笑)。俺にはそれがないからずっとソロをやってきた。でも、SSで演奏したら、わだかまりが全部なくなってもういいだろう"と。すごくスッとしたというか、パカーンと開き直れたというか(笑)。

―スッとしたっていうのは?

俺はもう二度とメンバーに会わないと思ってたから。話すこともないし、許さねぇってずっと思ってたんですよ。だけど、BRAHMAN20周年の時にTOSHI-LOWが"俺はSSがあったからここまでこれた。好きで好きでしょうがないから、またやってくれ"って言ってきた。それでも"しつけえなあ。もういいじゃん。過去のもの引っ張りだすんじゃねえよ"って思ってたし、ずっと断ってたんだよね。俺は17年も一人で戦ってきたんだっていう自負があったし。でもなんだろうね・・・もう避けては通れない道なのかなって。

―最初は断っていたのにライヴをやろうと思ったのはなぜだったんですか?

会うこともないと思ってたぐらいだから、本当に120%ないと思ってたの。でも、TOSHI-LOWとやりとりしてる時に、ちょっとだまし討ちみたいなところもあってね(笑)。"きたねえ手使いやがったな"みたいな(笑)。アイツはシメシメだと思うけど。

1/3ページ

最終更新:7/22(金) 16:00

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2016年10月号

株式会社パワートゥザピープル

2016年10月号
9月10日発売

710円(税込)

表紙:トム・ヨーク
特集:IMAGE
ロック&ファッション&アート
高橋盾(UNDERCOVER)
ヒステリックグラマー 他

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。