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ミラン本田が因縁のセリエA開幕戦! 昨季解任されたミハイロビッチ率いるトリノと激突

Football ZONE web 7/23(土) 10:30配信

名物会長との間に起きた衝突 選手、サポーターも解任に反対した男気の鬼軍曹

 今シーズンのイタリア・セリエAの日程が発表され、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランの開幕戦は8月21日に昨季途中まで指揮を執ったシニシャ・ミハイロビッチ元監督が今季就任したトリノと対戦するという因縁のカードになった。

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 本拠地サンシーロでの開幕戦で、鬼軍曹が帰ってくる。ミハイロビッチ監督は昨季のスタート時点でシルビオ・ベルルスコーニ会長のオーダーに応えてトップ下を置く4-3-1-2システムを採用し、本田もトップ下の一人として試された。しかし、セルビア人指揮官の判断でその方針は頓挫。4-3-3へと移り変わる中で、本田は秋ごろのゲームはほぼベンチスタートとなり、現地メディアではパンキナーロ(ベンチ要員)という屈辱的なニックネームをつけられた。

 しかし、年末からは4-4-2システムが採用されて右サイドハーフのレギュラーを確保。献身的な姿勢が評価され、「立っていられる限りプレーしてもらう」と、逆サイドのMFジャコモ・ボナベントゥーラとともに不動のレギュラーとなった。しかし、トップ下を置かないことが会長の逆鱗に触れ、ライフワークである現場介入を拒否した中で5戦未勝利となった4月にミハイロビッチ監督は解任されていた。気骨あふれる指揮官の終盤戦の解任に、サポーターや選手は大反対した。

 ミハイロビッチ監督解任後はミランは一気に失速した。会長子飼いでミランOBのクリスティアン・ブロッキ前監督がやってきたが、格下相手に勝ち点を落とし続け、リーグ戦では格下サッスオーロに抜かれ、7位に終わった。イタリア杯決勝もメンバーを落としたユベントスに延長戦の末に、敗北。欧州のカップ戦を3年連続で手にできなかった。

長友とのミランダービーは11月20日

 イタリア代表にジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を引き抜かれたトリノはミハイロビッチ氏に白羽の矢を立てたが、その古巣対決がいきなり実現することになった。トリノは昨季インテルでプレーしたMFアデム・リャイッチとローマでプレーしていたFWイアゴ・ファルケを獲得し、着々と補強を進めている。

 また、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとの“ミラノ・ダービー”は、11月20日と2017年4月16日に予定されている。5連覇中の王者ユベントスとは、ホームで10月23日、アウェーで2017年3月12日に対戦する。

 現在は去就問題に揺れている本田だが、ミランの一員として8月21日を迎えれば昨季に信頼を受けた恩師といきなり激突することになる。ミランに対して並々ならぬ思いと気合で臨むことは間違いないミハイロビッチ氏のトリノを迎え撃つヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督と本田ら選手は、その思いを跳ね返すような結果を残すことができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/23(土) 10:30

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