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米中で好調のスタバ、欧州事業は伸び悩み 「氷ばかりでコーヒーが足りない」?

Forbes JAPAN 7/23(土) 8:30配信

スターバックスが7月21日に発表した2016年第3四半期(4~6月期)の決算は、氷ばかりでコーヒーが足りないアイスコーヒーのようだった。つまり、何もない訳ではないが、それで足りているという訳でもない、という結果だ。それを反映するかのように、同社の株価は同日の時間外取引で下げに転じた。



世界全体での純利益は前年同期比20%増となった一方で、今一つ振るわないとの見方される結果となった原因は、欧州、中東、アフリカの各地域の業績が振るわなかったことだ。これらの地域では売上高が前年同期比7%減の2億7,340万ドル(約289億8,000万円)。地元企業とブランド利用に関するライセンス契約を結ぶ形で店舗を増やしてきたが、その方針が裏目に出ているともいえる。また、ドル高も同社にとっては不利に働いた。

一方、その他の地域での業績は、悪くはなかった。米国では売上高が同7%増の36億ドル(約3,816億円)。ここ12か月間にオープンした730店舗の売り上げが貢献した。また、リワード・プログラムの利用者は前年比18%増を記録しており、米国内での登録者数は1,230万人に達している。

中国とその他アジア太平洋地域の売上高は、同18%増の7億6,820万ドルと大幅に増加した。同地域では過去12か月に888店舗を開設しており、業績に大きく寄与した。

通期見通しを下方修正

第3四半期のスターバックスの売上高は、前年同期比7.3%増の52億ドルだった。だが、アナリスト予想の53億ドルには達しなかった。また、世界全体の既存店売上高も同様、アナリストが予想していた5.7%増を下回る4%増にとどまった。

純利益は前年同期比20%増の7億5,400万ドル。1株利益は0.51ドルだった。特別項目を除く調整後の1株利益は同17%増の0.49ドル。

こうした決算結果を受けて同社は、通期の見通しをわずかながら下方修正。これまで「1桁台半ばを上回る」との見方を示していた既存店売上高の伸び率を、1桁台の「半ば」とした。

同社のハワード・シュルツCEOは決算発表に先立って発表した声明で、「第3四半期の決算結果は、世界各地での当社ブランド、そして事業の強さと回復力を示すものだ」と述べていた。

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Maggie McGrath

最終更新:7/23(土) 8:30

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