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岩手県民ですけど増田候補はどうかと思いますよ

JBpress 7/23(土) 6:10配信

 東京都知事選挙の投開票まで、あと1週間。

 都民ではない私には、もちろん投票権はありません。しかし、前岩手県知事の増田寛也氏の立候補によって、がぜん関心が高まりました。在任中に倍増させた県の公債費、非難を浴びた度重なる出張・・・。

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 増田氏の「実務型」という触れ込みに首を傾げてしまう岩手県民は、私だけではないはずです。

 おまけに、総務大臣時代には、東京の税金を地方へ振りまく制度まで構築しています。それを踏まえ、都民の方々がどのような判断を下すのか、北の地から注目しています。
 
 その東京都知事選挙。保守分裂の選挙ということもあり、争点が見えにくい選挙になってしまいました。

 また、「あたたかさあふれ、お年寄りも子供も安心できる東京の実現」や「もっと安心、もっと安全、もっと元気な首都・東京」「住んでよし、働いてよし、環境によしの東京を創る」というように、主な候補者の公約や第一声に大きな違いが見られないことが、混乱に拍車をかけています。

 先の参議院選挙の時もそうでしたが、人を惹きつける自らの言葉を持った政治家が少なくなった、と感じるのは私だけでしょうか。

■ 政治家は職業ではなく「生き方」だ

 『田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』(別冊宝島編集部 編・宝島社)

 没後20年以上を経ても、いまだに多くの人を魅了してやまない元総理大臣の故・角栄氏。本書は、タイトルの通り角栄氏の名言がみっちりと詰まった一冊です。

 例えば、<川の上流と下流、両方の選挙民が橋をかけて欲しいと陳情している。田中角栄はまず大急ぎで片方に橋をかける。最初は片方に嫌われるが、もう一方にも必ず橋をかける。言ったことは実行するんだ>というフレーズ。

 実現可能か不可能かの以前に、ここまで自信を持って言い切れる政治家が、現在、果たしているでしょうか。加えて、この人なら本当にやってしまうかもしれない、と思わせてしまう熱のこもった語り口。私が選挙区民だったら、迷わず一票を投じていたことでしょう。

 本書を読み終えると、本来、政治家は、「職業」ではなく「生き方」なのだ、という思いを強く抱きます。

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最終更新:7/28(木) 17:50

JBpress

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