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村上隆の新オフィス、昭和な横丁〈Office Zingaro Yokocho〉が中野ブロードウェイに誕生。

Casa BRUTUS.com 7/24(日) 12:00配信

サブカルチャーの聖地、中野ブロードウェイに村上隆の新オフィスがオープン。赤ちょうちんとネオンがきらめき、酒場やスナックが並ぶ横丁だ。本当にここ、オフィスなんですか?

オフィスなんです。アーティスト村上隆率いるアートカンパニー、カイカイキキは現在、中野ブロードウェイにギャラリーやカフェなど4つの施設を展開している。次々に増えていく施設をまとめるべく新たにオフィスを開設したのだ。

オフィスといっても異空間である。小さな路地に何軒ものお店が集まっているかのような空間だ。完成度は非常に高く、細部の細部にいたるまで完全なる昭和の横丁に仕上げられている。

デザインは恵比寿横丁をプロデュースした浜倉好宣。恵比寿横丁とは、恵比寿駅からすぐの元ショッピングセンター跡で、居酒屋などが横町として再生され、連日多くの人たちで賑わっている場所だ。この恵比寿横丁を村上隆が気に入り、2015年夏には「恵比寿トライアル」という飲み会を1か月間、毎晩開き、六本木ヒルズ開催された展覧会『村上隆の五百羅漢図展』のアフターパーティでも借り切った。

村上隆からのオーダーは、オフィスが1つに会議室2つという要望のみ。依頼から約6か月。最後の2か月は使い込まれたかのように、古く見せるための“汚し”作業だった。50歳オーバーの職人たちは、スタッフが止めるまで作業をし続けるくらい、楽しみながら行っていたという。

なぜここまでのオフィスをつくったのだろうか。アートを生業とする会社であることのブランディングのためと、採用活動の一貫とのこと。こんなオフィスで働けば、さらにクリエイティブなアイデアが浮かぶかもしれない。中途半端では終わらない、妥協を許さない姿勢がオフィスのデザインにも表れている。オフィスなので、残念ながら内部の見学はできないが外からは見学可能だ。

中野ブロードウェイに広がりつつある村上隆ワールド。現在、村上プロデュースのギャラリーとカフェが4軒あり、これら目当ての人も多い。ギャラリー巡りと一緒に、オフィスも(外から)覗いてみたい。

photo_Junpei Kato text_Rie Nishikawa

最終更新:7/24(日) 12:00

Casa BRUTUS.com

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