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日米大学野球で株を上げたドラフト候補。右腕トリオの秋に注目

ベースボールチャンネル 7/24(日) 17:00配信

柳が存在感の大きさを見せつける

 日米両球界での活躍が期待される有望大学生が真っ向勝負を繰り広げた第40回日米大学野球選手権大会は、侍ジャパン大学代表が3勝2敗で2大会連続18度目の優勝を決めた。今回は活躍が目立ったドラフト候補選手たちの戦いを振り返る。


 今大会の優勝の立役者は、まずは何と言っても最高殊勲選手賞を獲得した右腕・柳裕也(明治大)だ。第2戦で7回12奪三振無失点の好投を見せると、優勝のかかった第5戦で先発。4回3分の2を投げ7奪三振、再び無失点に抑える力投を見せた。

 縦に大きく割れる得意球のカーブを生かし、大学米国代表打線に的を絞らせない変幻自在な投球を見せた。これにはプロ球団関係者も「抑え方のバリエーションがとても幅広い」と唸り、大学米国代表のジョージ・ホートン監督は「カーブでカウントを取りに来る投手は米国にはいない。また、カーブと予想ししていたタイミングでストレートが来るなど、非常にスマートな配球をされてしまいました」と白旗を挙げた。

 こうした投球に加え、その気さくな人間性と視野の広さでチームに結束をもたらした。横井人輝監督は優勝の要因を問われ、真っ先に「柳を主将にし、戦う集団を作れたことです」と柳の献身を挙げたほどだった。

佐々木千隼は堂々の1位候補に浮上

 第5戦で柳の後を継いだ右腕・佐々木千隼(桜美林大)は、大学生ドラフト候補投手として最も評価を上げたと言っていい活躍を見せた。

 都立日野高校時代は西東京大会8強が最高成績で、桜美林大に入学した際は首都大学リーグの2部でプレーしていた。

 だが着実に力をつけていくと、今春は首都大学1部リーグで東海大や日体大などの強豪を相手に防御率0.27という驚異的な成績を挙げた。打線の援護が少なく白星こそ4勝(3敗)に終わったが、うち3試合を完封勝利で締めるなど相手打線を圧倒し続けた。

 さらに侍ジャパンU-15代表選考合宿や日米大学野球直前合宿でも好投を続け、全国大会すら経験のなかった佐々木はプレッシャーのかかる開幕投手に抜擢された。
 そして、そのマウンドで佐々木は2回に1点こそ失ったものの、3回に三者連続三振を奪うなど、150km/h前後のストレートにスライダーやシンカー、フォークを織り交ぜ、7回1失点12奪三振という文句なしの投球で、チームに勢いをもたす1勝を挙げた。

「サイドハンドに近いフォームから150km/h近いストレートを投げ込み、それと同じ腕の振りで変化球も投げられるから打者はボール球でも振ってしまいます。現状では、大学ナンバーワン右腕でしょう」とプロ球団スカウトは称賛した。

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最終更新:7/24(日) 17:00

ベースボールチャンネル

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