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開幕近づくリオ五輪、滞在と観戦にかかるコストは?

Forbes JAPAN 7/24(日) 11:00配信

リオデジャネイロ五輪の開催が近づく中、同地への旅に対する関心が高まっている。滞在と試合の観戦には、どのくらいの費用がかかるのだろうか?



宿泊施設のオンライン予約サービス、ホテルズドットコムによると、リオ市内の宿泊料は、前年比で234%上昇しているという。ブラジルは前回の五輪開催国である英国をはじめ、ここ何回かの開催国に比べれば国民1人当たり国内総生産(GDP)が少ない国だ。だが、それでも五輪の各競技のチケット価格は安くはない。

各競技のチケット価格

チケット価格は、イベントや競技によって25~1,327ドル(約2,680~14万2,000円)。スポーツには詳しくないという人なら、節約のためにあまり人気のない競技を観戦してみてみるのも一案かもしれない。

一般的に、決勝戦はチケット料が高く、200ドルを超えるものもある。だが、男子ホッケーは決勝戦でも81.70ドルから購入が可能だ。

インターネット販売でのチケット詐欺被害の報告もあることから、購入の際はリオ五輪組織委員会のウェブサイトで、各国の認定販売会社を確認した方がいいだろう。為替市場の動向によっては、会場で購入する方が得な場合もあるかもしれない。

宿泊と観光

旅行サイト検索・料金比較のカヤック(KAYAK)で調べてみても、五輪期間中のリオ市内の宿泊料はおよそ2倍に跳ね上がるとみられる。旅行ガイドブック「ロンリー・プラネット」に掲載されている宿泊料金とカヤックで表示される料金からフォーブスが割り出した開催期間中の2人当たりの一泊の宿泊料は、およそ以下の通りと推測される。

中級ホテル: 272ドル
最高級ホテル:641ドル

2人で5泊する場合、チケット代を含めた費用は、中級ホテル滞在の場合でおよそ1,748ドル、最高級ホテルの場合で7,268ドル程度と見込まれる。

安全で楽しい滞在のために

五輪開催期間中にリオを訪れる人たちに役立つ情報として、以下を紹介する。
--{用心を怠らず楽しい滞在を}--
・リオ観光

「素晴らしい街(シダーデ・マラヴィリョーザ)」の愛称で知られるリオデジャネイロでは、さまざまなアウトドア・アクティビティを楽しむことができる。

南部ゾナ・スウには、コパカバーナビーチ、イパネマビーチなどの近くを通るウォーキングやサイクリングのためのコースが整備されている。また、市内の史跡などを自転車でめぐるツアーも開催されている。屋外マーケット「フェイラ」で、熱帯地方ならではの品々を探し歩くのもよさそうだ。

ロンリー・プラネットでリオに関する情報提供を担当するリージス・セントルイスは、五輪開催に向けて開設された博物館「ミュージアム・オブ・トゥモロー」、熱帯林の一部を含むチジュカ国立公園をお薦めの観光スポットに挙げている。

・安全に過ごすために

市内には、スリがかなり多い。多額の被害に遭うことを避けるため、ロンリー・プラネットは一度に持ち歩く金額を30ドル(約3,200円)以下にすることを勧めている。大半の店舗では、デビットカードやクレジットカードが使える。ATMスキミングの被害も出ていることから、プリペイドカードを用意しておくことも検討すべきだろう。口座情報などを含まないため、盗難に遭ってもそこから個人情報が盗み出される心配がない。

また、スマートフォンやカメラは人目に触れる状態で持ち歩かないことだ。なくしたり、盗まれたりした場合に個人情報が抜き取られるのを防ぐため、持参する全ての機器にはパスワードを設定しておこう。

健康面では、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の心配がある。米疾病対策センター(CDC)は、妊娠中の女性はブラジルへの渡航を控えるよう勧告。また、近い将来に妊娠・出産を希望する人たちも、ブラジルには行かないことを勧めている。

・交通手段

リオは深刻な交通渋滞でも知られている。日中の移動には、公共交通機関を使う方が便利だろう。前出のセントルイスは、延伸され、五輪会場への移動手段として観光客には使いやすいとして、地下鉄の利用を勧めている。

夜間の移動には必ず、「イージータクシー(Easy Taxi)」や「99タクシー(99 Taxis)」などの配車アプリを使うことだ。

Alexandra Talty

最終更新:7/24(日) 11:00

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