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【FC東京】厳しいチーム状態にFWムリキが本音「今の目標は『下位争い』をしないこと」

SOCCER DIGEST Web 7/24(日) 18:16配信

「サッカーは90分、守り切るのは無理だと思う」

 
 第2ステージ5節の川崎戦に敗れたFC東京は公式戦3連敗。同ステージ1勝4敗と低空飛行が続く。唯一の白星も甲府戦のみで、試合翌日の7月24日、城福監督の解任が発表された。

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 第2ステージ5試合連続先発のブラジル人FWムリキは、「この頃、敗戦を受けて理由を聞かれるけど、簡単に言うと良い試合ができなかった、悪い試合だったのひと言だと思う」と明かす。
 
「もちろん今、負けが込んでいて、チームの状態が厳しいのは分かっている」
 
 FC東京は第2ステージに入っても、長く暗いトンネルから脱せない時期が続く。川崎戦では、後半途中まで0-0と耐え忍んだが、終盤に守備が崩れて敗戦した。
 
「良いゲームができなかったのは事実。今日の試合で言えば、DFを中心に戦ったが、前半は相手チームに少なくとも2、3本ぐらいの(点を決める)チャンスがあったと思う。そのなかでゼロに抑えたが、後半に入ってもほぼ同じような内容だった」
 
 そう肩を落としたムリキは、チームのスタイルにも言及。行間から“苦言”がこぼれ落ちた。
 
「サッカーは90分、守り切るのは無理だと思う。今日も最後の最後に点を取られてしまった。今、私たちは厳しい時期で、なかなか良いゲームができない。それだけです」
 
 良いゲームができない――。2試合連続ノーゴールと攻撃に課題を抱えるなか、守備でも一定の強度を維持できずに失点。FC東京の現状を突き詰めれば、そのひと言に集約される。
 
 ムリキは、攻撃の課題について再び口を開くと、チームの今後についても本音を漏らし始めた。
 

「現実の話、『優勝』という言葉を口にするのは厳しい」

 
 川崎戦の後半、スルーパスに抜け出したムリキはGKと1対1の場面を迎え、この日一番のチャンスを外した。相手GKチョン・ソンリョンの好守に阻まれる形となり、結果的にこの1プレーが試合の流れを左右したと言える。
 
「もちろん決めなかったという点で責任は感じている」
 
 自責の念を感じつつも、ムリキはやるせない思いを抱えていた。
 
「相手は自分より何倍もチャンスがあった。自分があそこで決めていれば……“たら・れば”の話ですけど、それでも今日の内容では、やられた可能性のほうが高かったと思う」
 
 そして、最後にこう本音を吐露した。
 
「チームは、セカンドステージ優勝を目指してスタートを切ったが、現実の話、『優勝』という言葉を口にするのは厳しい。今の目標としては、少しでも勝点を稼いで、下位争いをしないというのが現実的なところだと思う」
 
 遠くに見える「優勝」より、まず目指すべきは「残留」。それが今、FC東京の置かれた現実だ。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:7/24(日) 19:02

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