ここから本文です

阪神西岡、アキレス腱断裂はキャリアにどう影響? 専門家が語る復活への道

THE ANSWER 7/25(月) 16:59配信

「左アキレス腱断裂」の重傷を負った西岡、今後の完全復活は?

 阪神の西岡剛内野手が今月20日の巨人戦(甲子園)で左足首を痛めて負傷退場し、「左アキレス腱断裂」の重傷を負った。

 西岡は2回2死三塁から左翼線へ同点となるタイムリーを放ったが、加速し二塁を狙った際に一塁ベース手前で転倒。うずくまったまま立ち上がることができず、担架に乗せられてベンチに運ばれた。

 31歳にしてキャリアに影響を与えるような大怪我を負ってしまった西岡だが、今後はどのような道のりとなるのだろうか。アキレス腱断裂の発症の要因、治療法や復帰までの過程、後遺症のリスクなどについて、サッカー元日本代表MF中村俊輔(横浜Fマリノス)の専属トレーナーなどを務める入船しんもり鍼灸整骨院の新盛淳司院長に語ってもらった。

「最も丈夫な腱と呼ばれるアキレス腱ですが、発症で多いケースはジャンプの着地のタイミング、ダッシュの瞬間です。断裂の場合は整復手術が一般的になります。2~3か月程度の安静で腱がくっつく癒合の状態を目指します。その間も動かせる箇所のリハビリは進めることになります。実際にプレーできるまでは6か月というのが一般的ですが、西岡選手の場合、来季開幕には十分間に合わせることができると思います」

 新盛院長は一般論としてそう見通しを語りつつも完全復活には険しい道のりとなることも指摘した。

具体的なリハビリメニューは…「その後のパフォーマンスを左右する」

「腱がジョギングが出来る強度を取り戻すまでおおよそ3か月です。その間、柔軟、チューブトレーニング、歩行訓練、エアロバイクなど、出来る範囲のリハビリは行いますが、腱の癒合を図る事が一番の目標です。そこで踵にヒールのような装具をつけます。踵を上げた状態を長い間キープすることになります。腱に負担をかけないように爪先立ちのような状態を保たなければいけないのです。そして、癒合した後には大変なリハビリが待っています。縮んだ腱や筋肉を伸ばすというリハビリが苦労を伴います。その後のパフォーマンスを左右する重要なものになります」

 では、具体的にはどのようなメニューに取り組むことになるのだろうか。

「手術と安静の影響によって、腱は柔軟性を失った状態になります。そして、アキレス腱の上の筋肉も短縮した状態です。柔軟性を促すリハビリはまず歩くこと。そこから段階的にリハビリを進めます。装具のヒールの高さを徐々に下げていく。普通に歩けるようになれば、体重をかけて、腱を伸ばしていきます。このメニューが本当に大変です。もし腱が癒合したとしても、足首の可動域が本来の15度から25度という角度を取り戻せなければ、トップパフォーマンスを出すことは困難になります。

 サッカーの世界でもアキレス腱を負傷後、かつてのプレーができずに最終的に引退に追い込まれるケースもあります。腱と足首の柔軟性を高めることが肝要です。そこから、ふくらはぎ自体の筋力を回復させます。爪先立ちができて、ジャンプしても大丈夫という状態に戻れたらアキレス腱自体の強度は回復したといえるでしょう。左足でのホッピング、そして、ジャンプのトレーニングが最終的なリハビリのハードルになるでしょう」

1/2ページ

最終更新:7/25(月) 17:16

THE ANSWER

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。