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箱の中に箱、これって一体? バンコクで〈nendo〉に突撃!

Casa BRUTUS.com 7/25(月) 14:00配信

バンコクの商業施設をあの〈nendo〉がリニューアル。カーサも盛大なオープニングにお邪魔してきました!

バンコクにある、大型商業施設〈サイアム・ディスカバリー〉のリニューアルを担当した〈nendo〉の佐藤オオキさんに、プロジェクトの経緯を聞きました。

Q 会見の熱気から、現地の人々の注目が伝わってきました。タイでの初仕事はいかがでしたか?

スタートしてからの2年間、スタッフの接客対応からマーチャンダイジングまで含めて施設のリニューアルを考えるのは、非常に特殊な経験でした。打ち合わせには社長が必ず同席し、空調の効き具合からネジ一本まで、自身がチェックしていた姿が印象的でした。

Q 社長からはどんな注文が?

細長い建物なので、BTS(バンコクの高架鉄道)に接続された部分までしか、人が入ってこなかった。そこを改善してほしいと。

Q どんな解決案を?

中央に大きな吹き抜けを作り、エスカレーターを斜めに長く走らせました。それによって訪れた人たちの視線を斜め奥に導き、先まで歩きたくさせるようにしました。

Q 〈西武・そごう〉やミラノの〈リナシェンテ〉のリニューアルと通じるものはありましたか?

〈リナシェンテ〉では店の世界観を維持するために、お客さんに対してどこまで開いた空間にするかを考えました。〈西武・そごう〉は天井が低い中、いかにヌケを作り、奥へと誘導させるか。今回は可能な限り門戸を開いた上で三次元的なヌケを作るようにしました。

Q 印象的なキューブの意匠は?

可変性のある箱。そんな施設のイメージを落とし込みました。

Q 売り場の配置にも工夫が?

「整理しすぎない」という点を意識しました。「あのブランドのこれが欲しい」という目的意識をもった買い物はネットでできてしまう。実店舗で買い物をするからには、衝動買いを誘発するような発見の場を作りたいと思いました。

Q タイのテイストは意識した?

社長からは「日本やヨーロッパの感覚でフルスイングしてほしい」と言われました。どちらにせよ現地の人が施工するので、タイのエッセンスは入ってくる。ローカルのデザイナーからは出てこないアイデアを期待してくれました。

Q タイだからできたことは?

「万が一」を意識して、徹底的にリスクを減らそうとする日本と違い、タイの「まずやってみる」チャレンジングな雰囲気は、とてもやりがいがありました。タイの人たちは笑顔で精力的なので、僕も終始テンション高めだったかも。この後イスラエルで個展があるのですが、今度はイスラエルのテンションで仕事をしないとなあ(笑)。

photo_Siam Piwat text_Housekeeper

最終更新:7/25(月) 14:00

Casa BRUTUS.com

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