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自営業だと保育園に入れないって本当? (浅野千晴 税理士)

シェアーズカフェ・オンライン 7/25(月) 5:31配信

先日毎日新聞で待機児童に関する自治体へのアンケート調査が掲載されました。

政令指定都市や東京23区など計156市町村を対象に、認可保育所などの待機児童数に関して調査を行った結果、回答のあった152市町村の待機児童数は前年比5%で833人少なくなっているものの、保育所などに入れない「隠れ待機児童」の数は5903人に上り、13%増加していているということです(隠れ待機児童 5万人…公表の3倍 152市区町村 毎日新聞 2016/07/22)。

保育園に入ることができるのは保護者が働いているや病気・介護等、何らかの理由から家庭で保育ができない場合です。噂があるのか、お客様からも「自営業の保育園入園は難しいのか」とよく聞かれることがあります。

■個人事業主の場合の保育所の申請
子供を保育園に入れたい時に、会社員は人事や経営者に勤務証明書などを書いてもらう必要があります。自営業者の場合、勤務証明書は自分で自分を証明することになります。いわば「自作自演」になるため、きちんと確定申告を行っているのかどうかなど、その経営を裏付ける書類が必要です。また事業を開始するときに税務署へ提出する「開業の届け出」を必要とする自治体もあります。

それに加えて、自営業者だけの追加書類として「就労状況申告書」を提出します。これは、朝起きてから夜寝るまでのスケジュールを書き込むものです。朝何時に起床し、家事や育児、仕事の時間なども記入し、どんな形で一日を過ごしているかを報告します。

■自営業者は保育園に入りにくい?
自分で仕事をしていると、自分のペースで仕事を入れたりできるため、「自営業者なら自宅で子供を見ながら仕事ができるのでは?」「子供が寝ている間に仕事をすればいい。」などと思う人も少なからずいるのではないでしょうか?

しかし、子供は考えているほどおとなしくしてくれませんし、都合よくお昼寝もたくさんしてくれません。また、「自営業=家で仕事をしている」との固定観念が多いのでしょうが、実際の働き方は様々です。不特定多数のお客様のところに毎日行く人や、業務委託の契約を結んで契約先の会社で働く人もいます。また会社員のようにプライベートと仕事の区別がつきにくいため、土日でも要望に応じて働く自営の方さえいます。

ただ、会社員のように第3者の目があるわけでないため、判断が厳しくなることもあります。
待機児童が多く、競争率の高い自治体では、審査が厳しく、ある程度収入が必要となる条件や、スケジュールがかかれている手帳などそれを裏付ける資料も見せるなどの工夫も必要な場合があります。

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最終更新:7/25(月) 5:31

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