ここから本文です

故アレキサンダー・マックイーンの皮膚を使ったバッグとレザー・ジャケットのコレクションが製作中

ハーパーズ バザー・オンライン 7/25(月) 15:14配信

ファッションを学ぶ学生が、故アレキサンダー・マックイーンの皮膚で作ったバッグとジャケットのコレクションを現在製作中。ロンドンのセントラル・セント・マーチンズの学生ティナ・ゴヤンク(Tina Gorjanc)が、大学での将来の素材開発プロジェクトの一環として、マックイーンのDNAから皮膚を再生しようと試みていると、デジタルビジネス誌『クオーツ』が報じている。 
 
その“皮膚”は、マックイーン本人の体つきやサイズ、タトゥーやホクロ、そばかすの位置まで実物とウリふたつに再現されたもの。記事によると、ゴヤンクはこのプロジェクトを「ピュア・ヒューマン」と名付け、「企業が将来、個人の遺伝情報を利用して高級品を作るかもしれないということと、個人のDNAに対する保護がいかに手薄かということに光を当てたい」と考え、着手したとのこと。

ゴヤンクは、マックイーンが1992年に発表したセントラル・セント・マーチンズの卒業製作コレクション“Jack the Ripper Stalks His Victims”から彼のDNAを採取した。そのコレクションでマックイーンは、自分の毛を縫いこんでいた。このプロジェクトを保護するために、ゴヤンクはこれまで2つの特許を申請している。一つは、「ヒト組織工学技術を使って研究室内で育てられた遺伝子操作素材と再生のプロセス」に関するもので、もう一つは、デザインのプロセスそのものに関するものだ。

とはいえ、興奮するのはまだ早い。マックイーンの皮膚で作ったジャケットが実際に着られるわけではない。完成したコレクションは、消費者に販売されるのではなく、ギャラリーに展示されることになりそうだ。 
 
『クオーツ』の記事では当初、「マックイーン」側がこのプロジェクトを全面的に支援しているとしていた。が、ブランドはその後、「報道に反し、私たちはこのプロジェクトについてアプローチされたこともなければ、支援したこともありません」と明確にしている。

最終更新:7/25(月) 15:14

ハーパーズ バザー・オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ハーパーズ バザー

ハースト婦人画報社

2017年1・2月合併号
2016年10月20日発売

特別定価:700円

1867年にNYで誕生した世界初の女性
ファッション誌『ハーパーズ バザー』。
厳選された情報を美しいビジュアルと
ともに発信しています。

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。