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高品質なサービスを実現する方法。米国の在宅介護スタートアップ「Hometeam」の場合

ライフハッカー[日本版] 7/25(月) 20:10配信

Inc.:「Inc.」の「世界を変えようとしている30歳以下の30人の若き起業家」に選ばれたJosh Brunoは、高齢者用在宅介護アプリの会社「Hometeam」の共同創業者です。

Josh Brunoの祖父は、プロ野球・フィリーズの試合をテレビで見たり、庭に来る野鳥に餌をあげたりするような、つつましい生活を楽しんでいます。アメリカの何百万もの高齢者と同じように、残念ながら年を取って自立して暮らすのは難しくなりました。2013年、祖父の健康状態が悪化し始めると、Bruno一家はどうすれば質の高い介護ができるのか悩みました。

29歳のJosh Brunoは「僕たち一家にとってかなり大変な時期でした。生活支援をしてくれる介護施設や介護士を試してみましたが、どれもうまくいきませんでした」と当時のことを振り返っています。

それでBrunoは、介護施設と両親の在宅介護を助けるために、ボストンのBain Capitalで投資家として働いていたのを辞めました。コーヒーをつくることから、シニアのためのFacebbokページをつくることまで「ビジネスを理解しているからこそできることは何でもやった」と言っています。

今や在宅介護業界の危機を理解しているBrunoは「もちろん、テクノロジーやいくつかの過程も必要です。しかし、僕から見て一番の問題は、介護業界で働く人に権限が無いことです」とハッキリと言っています。

そのことが念頭にあり、BrunoはHometeamを立ち上げました。パーキンソン病や認知症、多発性硬化症などに苦しむ高齢者と在宅介護ケアを結びつける、在宅介護のテック系スタートアップです。

介護者はすべて正社員、iPadのアプリでクライアントの情報を管理、2015年に収益が7倍に

多くの同業他社と違って、Hometeamは在宅介護の研修をしてから、契約社員ではなく正社員として社員を雇います。Hometeamは週30~40時間労働を保証しています。2016年2月時点で、Hometeamの看護助手の平均賃金は時給15ドル(約1,600円)で、アメリカ合衆国労働省労働統計局の最新データによると、全国的な業界平均の時給10.77ドル(約1,150円)よりも40%以上多いものでした。

ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルバニア州をまたいで運営しているHometeamは、話す言語、個人的な趣味、特定の病状に必要な対応能力のような要因を考慮して、クライアントと介護者のマッチングをするアルゴリズムを持っています。

それから、iPadアプリを使い、介護者はクライアントのバイタルサイン(血圧や心拍数、呼吸など)から写真まですべてを記録します。クライアントの家族はリアルタイムでこのデータにアクセスすることができ、質問やコメント、要望などを介護者に送ることもできます。HometeamはHIPAA(米国の医療保険の携行性と責任に関する法律)に準拠しているので、治療の一部だと考えられる場合は、家族だけがクライアントの健康情報にアクセスすることができます。

Brunoは、現在Hometeamのクライアントである家族がどれくらいかを公表していませんが、平均的なクライアントは、週40時間のサービスを1時間20~25ドルで受けていると言っています。2015年は収益が7倍になり、今年も同じペースで成長していると言っています。

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最終更新:7/25(月) 20:10

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