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フェイスブック、中国WeChatの大物幹部を引き抜き ツイッター投稿で判明

Forbes JAPAN 7/25(月) 8:05配信

フェイスブックが中国テンセント(騰訊)のSNSサービスWeChatから幹部を引き抜いたというニュースがメディアを騒がせている。フェイスブックの中国進出が実現した場合、WeChatは最大のライバルになると想定され、今回の引き抜きはフェイスブックの中国進出への布石とも考えられる。



筆者の見立てでは、今回の動きはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの中国進出の意思に揺らぎがないことを示唆している。ユーザー発信型のコンテンツを厳しく規制する中国は、ツイッターやYouTubeとともに、2009年にフェイスブックをブロックした。

ツイッターとYouTubeが中国市場進出の意思がないと公言しているのとは対照的に、フェイスブックのザッカーバーグは、今年3月に訪中し、大気汚染が深刻な北京でジョギングする姿を投稿するなど、政府に媚びを売っていると批判されるほど頻繁に中国を訪れている。

FB中国進出の準備という見方

ほかにも政府関連のイベントに参加したり、政府幹部を米本社に招いたりと、ザッカーバーグの努力は、中国政府のトップにも伝わっているようだ。

今回、フェイスブックが引き抜いたのはWeChatの海外展開を統括していたダン・グローバーだ。このニュースは、ウーバーのスタッフによるツイッターの投稿画像で明らかになった。画像にはWeChatとFacebookのロゴがデコレートされたバースデーケーキの写真と、グローバーの名前が写っていた。

グローバーも先月、自身のツイッターで2年半籍を置いたWeChatを離職すると投稿していたが、次の職場への言及はなかった。

ツイッターの投稿からそれ以上の事実は分からないが、フェイスブックは彼の中国に関する知識を見込んで、彼を呼び入れたのだろう。ただし、2年前にテンセントが3億ドル(約320億円)を投じたと伝えられる、WeChatの米国進出は失敗したようだ。

いずれにしろ、フェイスブックはグローバーの中国での事業経験が、同社の中国進出に役立つと見込んだのだろうし、筆者個人はフェイスブックが今年末に中国に進出し、そのトップにはグローバーが就くのではないかと推測している。

John Kang

最終更新:7/25(月) 8:05

Forbes JAPAN

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