ここから本文です

【MLB】イチロー、好球必打で蘇った打撃。四球率急上昇が意味するアプローチの変化

ベースボールチャンネル 7/26(火) 6:50配信

打撃復調もこれまでのシーズンと中身が違う

 今シーズンのイチロー(マーリンズ)は、現地4月29日に達成したメジャー500盗塁に続き、3000安打も確実としている。さらに、規定打席には程遠いとはいえ、4年ぶりの打率3割台も間違いなさそうだ。7月24日時点の打率は.339で、200打席以上の262人中3位にランクインしている。仮に、ここから100打数24安打(打率.240)だったとしても、シーズン打率は3割台(.302)となる。

 直近の3シーズン(2013~15年)とも、イチローは打率2割台に終わり、昨シーズンは2割5分にすら届かなかったが、メジャー最初の10シーズン(2001~10年)はすべて3割を超えていた。打率だけを見る限り、今シーズンは打撃が甦ったと言っていいだろう。もっとも、これまでと今シーズンの打撃は同じではない。直近の5シーズンのみならず、最初の10シーズンとも異なっている。

 そのことは、出塁率によく現れている。今シーズンの出塁率は.415。こちらは200打席以上の6位だ。打率と出塁率の両方ともイチローの上をいくのは、アストロズのホゼ・アルトゥーベ(.357/.426)しかいない。

 イチローは過去に1度だけ、2004年に4割台の出塁率(.414)を記録している。ただ、この時は打率が.372と極めて高かった。他に打率3割6分以上は一度もなく、3割5分台は3度(2001、07、09年)あるものの、出塁率はいずれも4割未満だった。

 過去15シーズンと今シーズンの違いは、四球の頻度だ。これまでの四球率(打席に占める四球の割合)は2002年の9.3%が最も高く、他はすべて7.5%に届かなかった。それに対し、今シーズンは10%を超えるどころか、11.1%に達している。

 四球が増える要因の一つには、対戦相手からの警戒がある。けれども、パワーヒッターではないイチローの場合、シングルヒットでも試合の帰趨が決まる場面などを別にすると、この要因はあまり当てはまらない。

1/2ページ

最終更新:7/26(火) 6:50

ベースボールチャンネル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。