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チェスのグランドマスターが教える、人生を賢く生き抜くための戦略

ライフハッカー[日本版] 7/26(火) 12:10配信

Inc.:問題を解決する時はどのようにしていますか?

私の父は、チェスがとても盛んなフィリピンで、チェスに親しんで育ちました。父の腕前はかなりのもので、アメリカに移住してからは大会で優勝することもありました。当然ながら、父は長男の私にも熱心にチェスのルールを教えました。父からチェス愛を叩きこまれたことで、私は幼いころから戦略や問題解決にかなり興味を示すようになりました。

最近、この動画(https://youtu.be/U5vnpOp0U_g)を発見しました。ニューヨークのワシントンスクエアパークで、年配の男が、チェスで負けた相手が国際グランドマスターだったと気付く瞬間を収めた映像です。

この動画でチェスに勝った紳士的な男性は、アメリカのチェスの殿堂入りを果たした、最初のアフリカ系アメリカ人の国際グランド・マスター、Maurice Ashleyです。Ashleyは、チェスの原則を人生というより大きなステージで活かす方法を熱心に伝えています。

Ashleyは、Mashableのドキュメンタリー映像の中でこのように言っています。

“ チェスで人生が変わります。私がチェスを教えた生徒を見てもわかります。私は、ハーレムやブルックリンなど、難しい環境に置かれている子供たちにチェスを教えてきました。その子たちは、人格形成における効果を得て、批判的な思考ができるようになったり、問題解決能力や集中力が向上していきました。
そして、そのようなチェスの恩恵を受けた子供は、良い仕事に就き、素晴らしいキャリアを積んでいます ”

「遡って考える」というやり方

チェスというゲームは、人生や仕事を象徴しています。多様性に対する純粋な可能性しかないからです。たとえば、チェスは最初の4手の動きだけで3000億通り以上の可能性があります。グランドマスターは20手先までも読むと言われていると、Ashleyは言います。あくまでも噂ですが。

2012年TEDYouthでの、AshleyのTED-Edトークは素晴らしいものでした。グランドマスターの“未来を読む“という類まれなる能力をもたらしている、テクニックをいくつか教えてくれたのです。Ashleyが、チェスにしろ人生にしろ、一番気に入っている戦略は何だと思いますか?

それは「逆行分析」です。言い換えると「遡って考える」ということです。

「逆行分析をするというのは、先を読むために、(未来から)遡って考えるということです」とAshleyは言います。遡って考えることが、どうしてそんなに役に立つのでしょうか?

チェスというのは、最初の4手、5手に続けて進んでいくゲームです。駒の位置をより簡単にするために始め、徐々に駒が減っていきます。最終的に、良いプレイヤー同士が競っていると、チェス盤の上は、それぞれの駒の動ける選択肢が少ない、比較的簡単な配置になります。

Ashleyはこのように説明します。

“ グランドマスターは、このようにして物事を学んでいきます。勝つために、相手の準備が整っていない状態で相手にプレイさせる方法を知っているだけでなく、目の前の状況を自分に有利にする方法も知っています。
このようにやっていると、勝負がつく10手前には、自分が勝つことがすでにわかっているのです。自分たちがどこに向かっているかわかっているからです ”

つまり、遡って考えることは問題を解決するだけでなく、最初から問題が起こるのを防ぐのにも役立ちます。

しかし、Ashleyのアドバイスは目新しいものではありません。彼が言っている逆行分析は、法律や科学、医学、さらには株式市場などの分野で使われています。では、この考え方を自分の仕事などにどのように応用すればいいのでしょうか? いくつかの例をご紹介しましょう。

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最終更新:7/26(火) 12:10

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