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新世代ボルボの第2章はじまる──新たなその戦略とは?

GQ JAPAN 7/26(火) 23:12配信

ボルボが先日公開した2台のコンセプトカーが、自動車業界関係者から注目されている、理由はいくつかあるが、ボルボのような規模のメーカーが矢継ぎ早に新世代モデルの開発を公表していることと、そのコンセプトが単なるデザインスタディにとどまらず、新しいプラットホームの使用を前提としているからである。この新コンセプトカーが示すボルボの新戦略とは?

【動画とフォトギャラリーはこちら:ボルボ コンセプト40】

コンセプトカーというと、どこか絵空事のように思う方も少なくないだろう。クルマ好きの中にも、所詮モーターショーの人寄せパンダ的な存在と見て、あまり興味がないと言い切る人もいる。確かに今すぐは実現不可能な最先端技術(という名の空想技術)を盛り込んだ(という触れ込みの)未来指向のコンセプトカーがあることは否定しない。近い将来、そんなクルマが出来たら良いなという希望的観測で、デザインされる張りぼても多い。

しかし、すべてのコンセプトカーがそうであるわけではない。

少し先の未来のデザインを提示し、関係者やユーザーの反応を見る。あるいは、大きく変わったデザインを持つ次世代モデルへの拒否反応を和らげるために、敢えてコンセプトカーをその予告編として使用したりすることもある。

ボルボのデザイン担当上級副社長に就任したトーマス インゲンラートは、次世代のフラッグシップSUV、XC90を発表する前に、新世代デザインを示唆するコンセプトカー3部作を発表した。これは現行デザインから大きく舵を切るまったく新しいデザイン言語を採用する市販車の登場を予告したもので、第1弾となったコンセプトクーペや第2弾のコンセプトXCクーペ、そして第3弾のコンセプトエステートは、それぞれXC90、V90、S90としてプロダクションモデルに結び付いている。V90とS90は本国で発表されたばかりなので日本上陸はもう少し後になるが、ともにXC90で初採用されたデザインキューを使用しているのはご存知のとおりだ。

現在ボルボは、ラインナップの整理統合を積極的に進めている途中にある。ボトムに位置するのは40シリーズ。これは現行モデル同様Cセグメントのコンパクトモデルで、ハッチバックとSUVに加え、新たにセダンがラインナップされると言われている。その上が60シリーズ。現行モデルはXC60=SUVとV60、S60のステーションワゴンとセダンだ。V70およびXC70はV90に昇格し、S80はS90に昇格し統合。それぞれ派生モデルでの車名復活を否定するものではないが、今のプランのままであれば、V70やS80の車名はともに現行モデル限りになるだろう。

それでは、コンセプトカー3部作=XC90、V90、S90に続く他のラインナップは、どのようなデザインを用いて新世代に移行するのか。

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最終更新:7/26(火) 23:12

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