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湊かなえの短編集『望郷』オムニバスドラマ化決定 広末涼子、伊藤淳史、濱田岳が主演に

リアルサウンド 7/26(火) 7:00配信

 湊かなえの同名ミステリー短編集の三編をオムニバスドラマ化した『望郷』が、2016年にテレビ東京系列で放送されることが決定し、広末涼子、伊藤淳史、濱田岳の出演が発表された。

 同作は、中谷美紀主演の宮部みゆきサスペンス『模倣犯』、玉木宏主演のドラマスペシャル『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』に並び、テレビ東京が新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル企画として放送されるもの。瀬戸内海に浮かぶとある島で生まれ育った人々の人間模様を描いた宮部みゆきの同名短編集より、「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の三編が、初めて映像化される。

 「みかんの花」で主演を務める広末は、自分と母を島に残し、20年前に東京に行ってしまった姉をずっと恨み続けている主婦・富田美里役、「海の星」で主演を務める伊藤は、幼い頃に父が失踪し、母子家庭で育った島出身の会社員・浜崎洋平役、「雲の糸」で主演を務める濱田は、母が起こした事件のために辛い少年時代を送り、今では出身地を伏せて活動する人気アーティスト・黒崎ヒロタカ役をそれぞれ演じる。

■「みかんの花」富田美里役・広末涼子 コメント

撮影中は、梅雨時期の不安定な天候に悩まされましたが、最終的には因島の燦々太陽と、強い日差しの洗礼も受け、いろんな色の海を見せてもらいました。その風景と、湊かなえさんの作品らしい世界観を美里という役を演じて感じることができ、とても楽しませていただきました。
特に、20年間にわたる姉の思いを知った美里が初めて姉と向き合うラストシーンは強く残っています。
因島の美しい海と強い太陽、登場人物たちの抱えている気持ち...。オムニバス作品だとは思えない重厚な物語を感じていただけるのではないかと思います。

■「海の星」浜崎洋平役・伊藤淳史 コメント

今回、望郷に出演させて頂きました、伊藤淳史です。僕自身、広島県の因島での撮影は、大変思い出深いものになりました。生憎の雨でしたが、地元の方々や現場スタッフの皆さんに助けて頂き、とても楽しくお芝居をする事が出来ました。特にラストシーンは、とても印象に残っていて、早く完成した作品 を見たいと、心待ちにしています。ドラマの内容も、驚きや感動もある、サスペンスドラマになっています。皆さん、是非ご覧ください。よろしくお願いします。

■「雲の糸」黒崎ヒロタカ役・濱田岳 コメント

湊さんの世界観、そして初めて演じさせていただく役柄、緊張する要素が沢山あった中、監督はじめスタッフの皆様と共に、短い期間ではありましたが、丁寧に、臨ませて頂きました。「みかんの花」、「海の星」と合わせて、この「雲の糸」も応援して頂けると幸いです。

■原作者・湊かなえ コメント

因島で生まれ育ち、現在は淡路島に住んでいます。小説家として自分だから書ける物語は何だろう、と悩んだとき、それは「島」ではないかと 思いました。瀬戸内海の小さな島で暮らす人たちが抱える問題は、そのまま、世界に目を向 けた多くの人たちに通じるものがあるのではないか。そんな思いを込めて書いたのが、『望郷』です。ドラマ化に際し、「みかんの花」の撮影現場(因島)を見学させていただくことになりまし た。不安とむず痒さが入り混じった複雑な気分です。こんなところか、と役者やスタッフの皆さんは不自由な思いをされていないだろうか、がっかりされていないだろうか。しかし、現場に到着した途端、そんな思いは吹き飛びました。飽きるほどみていたはずの海を見下ろしながら、誇らしさが込み上げてきました。広末さんをはじめ、役者の皆さんは完全に島の人でした。この言葉はこんな表情から出ていたのか、と短い場面の中にいくつもの発見がありました。視聴者の方々も、ドラマを見ながら、白綱島の一員になっていくのではないかと思います。もがき、苦しみながらも、日々を懸命に生きていく人たちが、最後にそれぞれどのような光を目にするのか。今の私は原作者ではなく、オンエアを一番楽しみにしている人なのだと思います。

■プロデューサー・阿部真士(テレビ東京・編成局ドラマ制作部)コメント

湊先生も太鼓判を押してくれた豪華なキャスティングを実現しました。
「傑作短編集」に負けない「名作ドラマ」になったと自負しています。
透き通る海、青く抜けた空、香る草花と深く生い茂る山。
瀬戸内海の風光明媚なロケ地を背景に、「あっ!」と驚くサスベンスと、「まさか!」と唸るミステリーと、心に刺さる人間ドラマをお贈りします。

リアルサウンド編集部

最終更新:7/26(火) 7:00

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