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「奥多摩より早く都庁に戻れる」―候補者の多摩・島しょ部“巡礼”は舛添発言の影響か

政治山 7/27(水) 11:50配信

 過去の都知事選ではあまり遊説候補地として注目されることがなかった多摩地域や島しょ部ですが、今回の都知事選(31日投票)では、主要候補と報じられている候補者が相次いで23区以外の“地方巡礼”を行っています。

反面教師の言葉「奥多摩より早く都庁に戻れる」

 舛添要一前知事が毎週末、公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通った事実を問われた際に、「奥多摩より早く都庁に戻れる」と発言したことで多摩地域の都民から怒りを買ったことから、前知事との違いを強調するために各候補とも地方への目配りを怠っていないことをアピールする狙いがあるようです。

多摩地域から島しょ部へ次々行脚

 小池百合子氏(64)は告示翌日の15日、伊豆諸島の1つ、八丈島に移動。地熱発電所や農産物直売所などへの視察が報じられました。また、21日には檜原村や奥多摩町も訪れ、いち早く多摩地域や島しょ部に積極的にアプローチしました。

 増田寛也氏(64)は22日、23日と多摩地域を行脚し、街頭演説や個人演説会で前知事との違いを強調しました。鳥越俊太郎氏(76)も23日、多摩市の多摩ニュータウンを視察。25日には伊豆大島を訪れ、街頭演説を行いました。

期日前投票は都心から離れるほど多い

 東京都といえば23区ばかりが注目されますが、今回の選挙人名簿登録者数1127万4080人(2016年7月13日現在)のうち約3分の1にあたる353万6914人が26市3町1村からなる多摩地域と2町7村からなる島しょ部に住んでいます。23区が773万7166人で3分の2を占めていますが、接戦になれば都市だけでなく郊外にもバランスよく回った候補が有利に働くという思惑もあるとみられます。

 また、告示日の7月15日から7月24日までの10日間における期日前投票では、23区の投票率が3.76%であるのに対し、市は4.77%、町村は6.40%と高く、中でも島しょ部は10.10%と都心から離れるほど高くなっており、選挙への関心の高さがうかがえます。

 東京都は都道府県の中でも島の数は多く、外周0.1km以上の島の数は330あり、長崎県(971)・鹿児島県(605)・北海道(508)・島根県(369)・沖縄県(363)に次ぐ全国6位です。このうち有人島は11で、人口は2万6289人です。

<株式会社パイプドビッツ 政治山カンパニー 編集・ライター 上村吉弘>

最終更新:7/27(水) 11:50

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