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チャレンジ制度導入準備を――コリジョン新基準適用も、本塁上のビデオ判定は減らない?【小宮山悟の眼】

ベースボールチャンネル 2016/7/27(水) 11:00配信

コリジョンルールの基準変わったが……

 前回に続き、コリジョンルールの問題点と、7月22日から始まった新基準によるルール運用の影響について考察していきたい。

 繰り返しになるが、私の考えるコリジョンルールの問題点は、以下の2項目だ。

【1】 審判によって判定にばらつきがあること。
【2】 ビデオ判定によって、試合がストップしたり、試合時間が延長すること。

【1】については、前回、「新基準のルール運用でかなり改善されることが予測される」「コリジョンルールは、あくまでも捕手を守るためのものだという意識さえ統一されれば、審判の判断も定まっていく」という考えを述べた。

 いずれにせよ、後半戦では、コリジョンルールにおける判定の不公平を感じる場面は少なくなるであろう。

 では【2】についてはどうか?

 結論から言えば、新基準のルール運用だけでは、根本的な解決にはつながらないと思う。

 5月15日の中日―広島戦(ナゴヤドーム)で、次のようなプレーが起こった。9回表広島の攻撃。1死一、二塁の場面で、田中がライト前ヒットを放つと、二塁ランナーの安倍は三塁ベースを回りホームに突入した。クロスプレーの判定は「セーフ」。直後に中日の谷繁監督がベンチから飛び出し抗議。ビデオ判定の結果、判定が覆り、アウトの結果に。中日の田島の開幕からの無失点記録は継続されることになった。
 
 アウトかセーフか、確かにきわどいタイミングだったが、明らかにコリジョンルールが適用されるプレーではなかった。それなのにビデオ判定をしたのはなぜか?

 疑問に感じたので、試合の翌日、NPB規則委員長へメールで質問したところ、次のような返信があった。

「今シーズンから本塁での衝突プレーと同じく、本塁でのプレーが、審判員が疑義を感じた場合には、リプレー検証ができるとなりました。…(中略)…それは審判会、セパの理事会で決まりました。昨日の試合では、球審がタッチがあったような……という疑義を感じたのでリプレー検証をしたのです。…(中略)…今回もそうですが、監督の抗議があったからリプレー検証したのではありません。それだけは理解をお願いします」

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最終更新:2016/7/27(水) 11:00

ベースボールチャンネル