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アルコール依存症に陥った6人のフットボーラー 誘惑に溺れた転落人生をスペイン紙が紹介

Football ZONE web 7/27(水) 9:25配信

W杯レジェンドから天才ドリブラーまで、名手を狂わせたアルコールの魔力

 ピッチ上で日々強大なプレッシャーを受けながら激しい戦いを強いられ、結果次第では大きな批判を浴びるサッカー選手たち。そうしたストレスから逃れるようにお酒の力を借りてしまい、自らのキャリアの転落を招いてしまったスターも多い。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「アルコールに溺れた6人のフットボーラー」という特集を組んでいる。

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 まず名前が挙がったのは、レアル・マドリードやローマなどの強豪クラブに所属した元ブラジル代表DFシシーニョだ。豊富な運動量でセレソンにも名を連ね、2005年冬に“白い巨人”の一員となって世界最強右サイドバックの道を歩むかと思われたが、ポジション争いを勝ち抜けなかった。スペイン紙「AS」によると、レギュラー争いから脱落したストレスからか「ブラジル名物のカイピリーニャ18杯とビール14杯を飲むとキリストに会えた」と語るほど、重度のアルコール依存症に陥った時期があった。

 2人目はマンチェスター・ユナイテッドの伝説の名手で、元北アイルランド代表FWジョージ・ベストだ。1960年代、全世界を席巻したロックバンドになぞらえ「5人目のビートルズ」として絶大な人気を誇ったドリブラーだが、私生活は奔放だった。「自分の幸運のほとんどは女の子と酒に費やした。自分がアルコール中毒患者として病院に行っても、自らの名を隠すことは難しかった」と語ったという。

 また70年代に“ペルーの至宝”との評価を受けてバルセロナに入団したアタッカー、ウーゴ・ソティルも、ヨハン・クライフ氏とともにプレーしながらもアルコール中毒となってしまい、プレーに悪影響を及ぼしてしまった。

ガスコインの変わり果てた姿が英紙に…

 4人目として紹介されているのは、先日酒におぼれる姿を英メディアに激写された元イングランド代表MFポール・ガスコインだ。「ガッザ」の愛称で親しまれたゲームメーカーは、現役途中からアルコールによるトラブルを起こしていたが、今月に入ってガウン一丁のくわえタバコ姿で酒を購入しようとし、タクシーの座席から足を踏み出して降りようとした際に、ガウンがずれ落ち下半身が丸出しになるという醜態をさらした。

 サッカーの王様ペレと同時代を生き、同等の才能を持ったレジェンドは、酒が原因で命を落とした。元ブラジル代表FWガリンシャは、セレソンを2度のワールドカップ優勝に導きながらも、感情の不安定さを隠すために大量の飲酒を繰り返していた。その結果、49歳の若さにして肝硬変を引き起こし、帰らぬ人となった。

 6人目は南米出身の名ドリブラー、元アルゼンチン代表MFアリエル・オルテガ。セリエAのサンプドリア時代に夜の世界を知ってしまい、現役時代からアルコール依存症に苦しんだ。

 かつての名手たちが苦しんだアルコールの誘惑と後遺症。彼らが歩んだ転落への道は、各国の若きスター候補たちが他山の石とすべきものだろう

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/27(水) 9:25

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