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イグアインの105億円移籍はセリエA復権の予兆か 伊クラブ間の移籍金最高額を16年ぶりに更新

Football ZONE web 7/27(水) 23:52配信

2000年にラツィオへ64億円で移籍したクレスポを大幅に上回る

 アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが、ナポリからユベントスに移籍金9000万ユーロ(約105億円)で移籍することが正式発表された。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」によると、これはイタリア国内クラブ間の移籍における最高額を16年ぶりに更新したことになるという。

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 これまでのレコードは、2000年にパルマからラツィオへ当時のアルゼンチン代表FWエルナン・クレスポが移籍した際の5500万ユーロ(約64億円)がトップだった。そして、2位になったこの移籍金額からトップ10までの9つの移籍が、1999年から2002年に集中している。

 これは、セリエAの欧州における競争力が最も高かった時期と完全にリンクする。当時のイタリアは“ビッグ7”という言葉もあったように、ユベントス、ACミラン、インテルによる“北の3強”にローマとラツィオの首都ローマ勢、そして中部のパルマとフィオレンティーナにより激しい争いが展開される時期だった。各チームの主力には、世界トップクラスの名手が所属していた。

 その隆盛の頂点とも言えるのが、02-03シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)だった。北の3強に加えてローマが出場したこの大会で、4チームすべてが1次リーグを突破。当時行われていた2次リーグでローマが脱落したものの、ベスト4のうち3つの席をイタリア勢が占拠した。

今夏積極補強に出ているユベントス

 準決勝はミラノ・ダービーとなり、ミランが突破。レアル・マドリードを撃破して決勝に進出したユベントスと史上初のイタリア対決となる決勝戦になった。ユベントスは主力のMFパベル・ネドベドが出場停止になったこともあり、最終的にはミランがPK戦の末に栄冠に輝いた。

 しかし、それ以降のイタリア勢は徐々に競争力を落としていった。ユベントスに八百長問題が浮上して2部降格に陥ったことや、フィオレンティーナ、パルマに降りかかったクラブの財政問題、巨額の放映権料を得たプレミアリーグ勢や下部組織育ちの選手たちが全盛期を迎えたバルセロナ、巨額補強を繰り返したレアル・マドリードなどに押され、イタリア勢はその地位を少しずつ落とし、現在では欧州でもブンデスリーガに次ぐ4番目のリーグとさえ言われている。

 現在もミランとインテルが中国企業に株式を売却するなど、苦戦は続いている。そのなかで、復活の旗頭として期待を集めるのが今回イグアインを獲得したユベントスだ。2シーズン前にはCLのファイナリストに名を連ね、今オフはイグアインの他にもローマからセットプレーの名手であるボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ、バルセロナの黄金期を知る右サイドバックのブラジル代表DFダニ・アウベスを獲得するなど、積極補強に打って出ている。

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最終更新:7/27(水) 23:54

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