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FCバルセロナの年間収入、過去最多に 新規契約でさらなる増収に期待

Forbes JAPAN 7/27(水) 16:00配信

スペインのFCバルセロナはこのほど、2015~16年シーズンの収入が前年比12%増加、過去最多の6億7,900万ユーロ(約7億5,000万ドル、794億5,000万円)に達したと発表した。



バルセロナは、シーズン前にはこの金額を6億3,300万ユーロと予想していた。だが、スペイン1部リーグ「リーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)」とスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)での優勝が、収入の増加をさらに後押ししたとみられる。同チームはまた、年間収入は2021年に10億ユーロ(約11億ドル、1,165億円)に上ると見込んでいる。

資産価値35億5,000万ドル、今年の「世界で最も資産価値の高いスポーツチーム」の3位にランクインしているバルサは、2017年から6億5,000万ドルをかけて本拠地スタジアム「カンプ・ノウ」の改修工事を行う予定だ。完成すれば、収容人数は10万5,000人に増加。さらなる増収が期待できる。

新スタジアムに加え、スポンサー契約もチームにとっては大きな収入源となっている。2014~15年シーズンには、マーケティング部門の収入が全体の37%を占めた。ナイキとの間で今年新たに締結したスポンサー契約により、この部門からの収入はさらに増加するとみられる。年間およそ1億7,000万ドルに達する見込みだ。

国内企業とのスポンサー契約が大半を占める米国の野球やアメフトのチームとは異なり、地球の隅々にまでその名を鳴り響かせているバルセロナは、相次ぎ新たなスポンサー契約を結んでいる。ナイキやコカ・コーラ、アウディ、アリアンツなどの大企業に加え、中東の通信会社エティサラット(Etisalat)やタイのアルコール飲料メーカー、チャーンビール(Chang Beer)、インドネシアのメガ銀行(Bank Mega)も、同チームのスポンサーだ。

また、バルセロナは7月26日、日本のコナミデジタルエンタテインメントとプレミアムパートナー契約を締結したことを明らかにした。

ソーシャルメディアで一番人気

企業がバルセロナのスポンサーになりたがる理由の一つは、同チームのソーシャルメディアでの人気の高さだ。フェイスブックとインスタグラム、ツイッターを合わせたフォロワー数は、先月の時点で約1億4,800 万人。

この数字は、リオネル・メッシやネイマール、ルイス・スアレスをはじめとする人気選手らに負うところが大きい。メッシとネイマールは、ソーシャルメディアの世界で最も人気のアスリートランキングでも、レアルのクリスティアーノ・ロナウドに次いで、上位に名前が挙がっている。

ソーシャルメディアとデジタルメディアでのスポンサー活動の価値に関する調査を行うフーキット(Hookit)によると、チームのSNSへの投稿に対するインタラクション数(いいね!、シェア、コメント)は2015年6月からの1年間で14億5,000万に達しており、1件の投稿に対するこれらの反応は、8万8,000近くに上っている。

バルセロナの最大のライバル、レアル・マドリードも近く、同シーズン中の収入を発表する見通しだ。金額はバルサを超えるとみられている。今年5月のUEFAチャンピオンズリーグで過去最多となる11度目の優勝を果たしたレアルは昨シーズン、サッカーチームの収入ランキングで11年連続の世界一となっている。

Kurt Badenhausen

最終更新:7/27(水) 16:00

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