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プレミア勢がポグバ、ナインゴラン、ボヌッチなどに触手。セリエAは“巨額マネー”に耐えられるか?

SOCCER DIGEST Web 7/27(水) 18:45配信

プレミアの移籍金や年俸の相場はセリエAのそれを大きく上回る。

 プレミアリーグのクラブが、セリエAでの“ショッピング”を目論んでいる。
 
 ユベントスのポール・ポグバに1億2000万ユーロ(約144億円)を投じる気配があるマンチェスター・ユナイテッド、レオナルド・ボヌッチを狙うマンチェスター・シティ(5000万ユーロでもユーベは首を縦に振らないだろうが)、ラジャ・ナインゴラン(ローマ)やカリドゥ・クリバリ(ナポリ)コンスタンティノス・マノラス(ローマ)の引き抜きに動くチェルシーなど、メガクラブに限った話ではない。
 
 今夏にイタリア人監督のワルテル・マッザーリを招聘したワトフォードも、イタリア市場に目を光らせている。すでにトリノの右SBブルーノ・ペレス、CBニコラ・マクシモビッチにターゲットを絞り、2人セットで計3000万ユーロ(約36億円)という高額の移籍金を用意している。
 
 しかし、トリノのウンバーノ・カイロ会長は、「2人とも手放すつもりはない」と強気の姿勢。トリノはすでにポーランド代表CBのカミル・グリクを1100万ユーロ(約13億円)でモナコに売却しており、収支の帳尻はすでに合っている。主力をさらに手放して戦力を落とすよりも、チーム強化を優先しようという考えだ。
 
 とはいえ、今回に限らず、いまや世界一リッチなリーグとなったプレミアリーグからのオファー(移籍金と年俸)は、セリエAの相場を大きく上回っている。
 
 実際、昨夏はマッティア・ダルミアン(トリノ→マンチェスター・U)をはじめ、アンジェロ・オグボンナ(ユベントス→ウェストハム)、ジェルダン・シャキリ(インテル→ストーク)、ギョクハン・インラー(ナポリ→レスター)、ペドロ・オビアング(サンプドリア→ウェストハム)などが、イタリアではありえない移籍金と年俸で引き抜かれていった。
 
 今夏は目立つのがマルテン・デ・ローン(アタランタ→ミドルスブラ)くらいだが、メルカートはまだ1か月残っている。どれだけのクラブと選手が、“巨額のマネー”という誰にとっても断るのが簡単ではない誘惑に耐えられるか――。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 

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最終更新:7/27(水) 18:49

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