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【総体】「人生を変える!」長崎総科の2年生エース安藤瑞季が、小嶺監督からの言葉にゴールを誓う

SOCCER DIGEST Web 7/27(水) 20:32配信

1回戦快勝の陰で、エースは負傷の影響からノーゴールに……。

[インターハイ1回戦] 長崎総科大附 4−1 高知商 7月27日/広島広域公園補助
 
 不完全燃焼だった――。4-1で高知商に勝利を収めた長崎総科大附ではあったが、注目のエースストライカー・安藤瑞季はノーゴールに終わった。
 
 万全な状態ではなかった。左膝にはがっちりとテーピングが巻かれ、痛みは完全に抜け切っていなかった。立ち上がりから1トップとして、積極果敢に仕掛けたが、得意とする前線からのプレッシング、奪ってからのスピードアップのキレを見ると、トップコンディションにないことは明らかだった。
 
「左足で踏ん張った時にまだ踏ん張りきれなかった。イーブンボールで行ききれなかった」
 
 だが、それでもボールを持つと、相手の脅威となっていた。上半身を上手く使って懐に飛び込み、一気に加速する。これには高知商ディフェンス陣もファウルで止めることが多くなり、徐々に最終ラインは押し下げられた。その影響もあり、長崎総科大附は優位に試合を進めることができた。
 
 前半22分に競り合いのこぼれ球を拾ったMF宇高魁人のスルーパスをFW荒木駿太が冷静に決めて先制すると、一度は高知商に同点に追いつかれるが、後半23分(35分ハーフ)にFW右田翔のクロスを宇高が合わせて、再びリードを奪った。
 
 これで勢いに乗ったチームは、宇高が強烈なドリブルシュートを沈めると、さらにMF薬師寺孝弥がGKの頭上を射抜く鮮やかなゴールを決めて、4-1と一気に試合を決めた。
 
「万全ではないけど、やっぱり自分が点を取らないといけない。点を取ってこそのFWなのに、それができていない時点でダメだと思います」
 
 安藤にとって、インターハイ初戦は納得のいかない悔しい試合となった。だが、チームが勝利したことで、彼にはまだ得点を奪うチャンスが与えられた。
 
「小嶺先生(監督)からも昨日、『インターハイで人生が変わる』という話をしていただいて、今大会が勝負だと思っているので、点を取ってチームをより上に押し上げたいという気持ちが強いです。だからこそ、次の試合は点を取ります」
 
 2年生だからこそ、このインターハイで活躍することは、来年プロからのオファーが届く可能性をより広げることになる。それを彼は十分理解しているからこそ、次に向けて気持ちを切り替えていた。
 
 次なる相手は昨年度ベスト8の滝川二。この申し分のない相手に、FWとしての責務をきっちりと果たすことができれば、一気に波に乗る可能性は十分にある。安藤の『人生を変える』インターハイは、2回戦で仕切り直し。注目の2年生エースが、決意を新たに勝負のピッチに臨む。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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最終更新:7/28(木) 1:57

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