ここから本文です

4年連続日本一になった日本酒王国は何県?

HARBOR BUSINESS Online 7/27(水) 9:10配信

 日本酒王国といえば、どこが思いつくだろうか?

 広島や兵庫? あるいは新潟?

 実は最近は「福島県」の日本酒が高い評価を得ており、2016年5月18日に、酒類総合研究所が発表した「平成27酒造年度全国新酒鑑評会の審査結果」によれば、福島県産酒は入賞酒に26銘柄が選ばれ、その中から特に品質の良い『金賞』に18銘柄が輝いた。金賞受賞蔵数では、福島が4連続日本一となったほどなのだ。

 新酒鑑評会の入賞酒および金賞受賞銘柄は、「平成27酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」(※リンク先PDF)に記載されている。

 金賞受賞18銘柄は、廣戸川、穏、あぶくま、三春駒、奥の松、会津中将、名倉山、嘉永蔵、弥右衛門、会津ほまれ、國権、榮四郎、会津榮川、玄宰、萬代芳、學十郎、一生青春、きたのはな、となっている。

 さらに、2016年5月20日、世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の日本酒部門審査会でも、福島県の蔵元は金賞を受賞した。(参照:「福島民友ニュース」)

 金賞受賞銘柄は、純米酒の部で峰の雪酒造場(喜多方市)の「大和屋善内 純米生詰」、純米大吟醸酒の部でほまれ酒造(喜多方市)の「会津ほまれ 純米大吟醸」と奥の松酒造(二本松市)の「純米大吟醸雫(しずく)酒 金之丞(きんのじょう)」。

 上記の通り、福島県の蔵元の日本酒は高い評価を受けている。福島県の酒米には、五百万石、華吹雪、美山錦、夢の香などがある。「夢の香」は、従来の「五百万石」より優れた品種を開発するために、福島県が独自に開発した酒造好適米であり、日本酒主要産地としての福島県の復建を賭けたと言われる。「夢の香」を使った日本酒が製造されている。

◆清酒販売数量も製造免許場数も上位な福島

 2014年度の都道府県別の「清酒」販売数量 (出典「国税庁」) は、全国合計447,487klで、トップ10は、以下の通りである。カッコ内は全国合計に占める構成比を示す。福島県は7位である。

1位:兵庫:126,548 kl (28.3%)

2位:京都:71,766 kl (16.0%)

3位:新潟:38,788 kl ( 8.7%)

4位:埼玉:18,139 kl ( 4.1%)

5位:秋田:17,569 kl ( 3.9%)

6位:愛知:13,976 kl ( 3.1%)

7位:福島:13,357 kl ( 3.0%)

8位:広島:10,244 kl ( 2.3%)

9位:山梨:9,928 kl ( 2.2%)

10位:山形:9,379 kl ( 2.1%)

 また、2014年度の都道府県別の「清酒」製造免許場数は、全国合計1,785で、トップ10は、以下の通りである。福島県は4位である。(出典:同上、国税庁)

1位:新潟:97

2位:兵庫:91

3位:長野:87

4位:福島:75

5位:福岡:73

6位:広島:63

7位:岐阜:58

8位:山形:56

9位:岡山:55

10位:京都:54

◆サラリーマンの聖地で日本酒王国の酒を飲む

 そんな「福島の日本酒」が一同に介するイベント「日本一のふくしまの酒まつり」が、2016年7月28日(木)~29日(金) 16時~20時に、サラリーマンの聖地であるJR新橋駅西口SL広場で実施されるという。(参照:「日本橋ふくしま館」)

 このイベント、福島県酒造組合に加盟する58酒蔵の約100銘柄を販売する予定で、県主催としては過去最大級の日本酒イベントとなる見通し。日本酒の他、いかにんじんや川俣(かわまた)シャモなど、日本酒に合う福島県産食材・料理なども販売されるという。

 いかにんじんは、福島県北部の郷土料理。スルメとニンジンを細切りにし、醤油、日本酒、みりんなどで味付けする。各家庭で晩秋から冬にかけて作られ、おつまみ、おかずとして親しまれている。家庭料理に過ぎなかったのであるが、福島県を代表する郷土料理としてPRを始めたのは、福島市出身のタレント佐藤B作がテレビで紹介したことがきっかけであるとされている。

 川俣シャモは、福島県伊達郡川俣町で特産品として生産されている食用鶏。川俣シャモは軍鶏と呼ばれ、もともと闘鶏などの娯楽のための鳥としてシャムの国(現在のタイ)から入ってきたとされる。川俣町では古くから絹織物で栄えてきたが、当時、裕福な機屋の旦那衆が娯楽として楽しんでいたのが「闘鶏」であり、そのため川俣町では軍鶏が飼われることが多く、その名残が現在の川俣シャモの原点となったという。(参照:「川俣町公式サイト」)

 新橋といえば、アフター5のリーマンの聖地。福島の地酒を試しに行くのも悪くなさそうだ。

<文/丹羽唯一朗>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/27(水) 9:10

HARBOR BUSINESS Online

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。