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【女特捜ノート2】高畑淳子「好きな仕事が趣味です」

Smartザテレビジョン 7/28(木) 6:01配信

高島礼子主演の木曜ミステリー「女たちの特捜最前線」(毎週木曜夜8:00-8:54テレビ朝日系)に出演するキャストに直撃する「Smartザテレビジョン」の短期連載企画。第2回は京都中央警察署の食堂で調理員として働く八坂美鈴を演じる高畑淳子にインタビューを行った。

【写真を見る】高畑淳子が演じる、八坂美鈴は話し方から料理の盛り付け方まで何でも大盛り!?

――撮影現場の様子はいかがですか?

高島さん、宮崎(美子)さんと3人で話しているのが単純に楽しいですね。おばちゃんたちって、自分のことだけしか喋らなかったり、人の話を全然聞いてなかったり (笑)。

現場でも3人でよく話しているので、(ドラマと現実の)境目がありません。台本はありますが、台本の隙間を縫って、そういう部分や普段の雰囲気が出せたらいいねって、現場で話しています。

それに、女性3人のシーンってドラマではなかなか珍しいと思うんですよね。女性ってたくさんいるようで、ドラマの中ではお母さん役などの人数が少ないイメージ。同年代の方とお芝居できることってそうそうあることじゃないんです。

同世代の女優さんは気になっていますし、一緒にやってみたいなって方がゲストでいらっしゃったりするので、このドラマの楽しみのひとつになっています。

――食堂でよく井戸端会議を開催する設定ですが、どのような場所にしたいですか?

3人が何となく心の憩いにしている“おしゃべり”の場所で、働いていて大変なこともあるけど、ここに来ると言いたいことも言える場所。ここで心が解きほぐされて、フラットになって、また働きに行けるような、そんな場所に見えたらいいなと思っています。だから、ここでは何も気を使わないでいいし、自分の精神の湯治場みたいな感覚とでもいいますか。

でも、そういう場所を持っている人と持っていない人って、次の仕事への行き方が違うんじゃないかなって思うんですよね。なおかつ、その場所で謎も解けるっていう、そういう仕組みになればいいなと考えています。

――八坂美鈴の役どころについて教えてください。

美鈴は法を守っている警察に勤めていることを、とても誇りに思っている女性だと思います。元は刑事だったんですが、ちょっとメンタルが弱くてリタイアしてしまって。今度は胃袋で支えるっていうことで、食堂調理員として警察食堂で働いています。

正義を守るものがちゃんとしていないとダメだっていう自負心とか、自分の仕事に懸ける誇りを大切にしています。京子や弥生もそうだと思いますけど、捜査には直接関わらない部分で支えているという意味では、みんな自負を持っていると思います。

だから、表舞台じゃない人にフォーカスを当てたこのドラマは、そんな人たちが推理を進めていくっていうのがミソですよね。捜査の真ん中にいる人よりも、おばちゃんたちの第六感の方が優れていることもあったり。女性ならではの勘やひらめきを糸口していきますね。

――共演している高島さん、宮崎さんの印象をあらためて教えてください。

高島さんは、人に気を使わせないというか、自分があんまり気を使うと相手もちょっと緊張しますよね。それが分かっているからなのか、初めての方にも気さくに接していますね。それに、(カメラが)回っている時の集中力がすごい。また、(カメラが)回ってないときはエンジンを切られるのが上手なんですが。

感性がとても豊かでいらして、それに反応するのがすごくビビッドで、すごいなぁって感心しちゃいます。それで、上手にまたオフにして普通にしていらっしゃるかと思えば、カメラが回るとエンジンをかけるので、エンジンの切り方が映像のプロだなって思いました。

宮崎さんは現場でいつもニコニコしていますよ。宮崎さんに「宮崎さんって、怒ったことないの?」って聞いてみたら、「あるかなー?」と言ってました(笑)。いろいろ考えたり、プランを練ったりするのもお好きみたい。せりふをちょこちょこ足してみたりね。

現場ではちっちゃな“あんちょこ”(せりふを自分でまとめたメモ)を作っていて、私もまねして作ってみたけど、ほぼ使っていません(笑)。作るので満足しちゃいました(笑)。

宮崎さんに教わったのは、台本を読んだときに相関図を作ること。初めて台本を読んだときに、誰は誰と関係があって、ここが危ないとかそういうのを相関図にしながら読んでいくと、すごく早く読めるんですって。宮崎さんは「船越(英一郎)さんに教えてもらったのよ」って言ってましたよ。相関図を書きながら読み進めると、理解度が増しますね。台本を読むコツを宮崎先生に教えてもらってます。

――同時進行で別の作品で、全く違う役柄を演じることもあるかと思いますが、苦労されている点などはありますが?

(同時でさまざまな役を演じても)混乱はそんなにないので、大丈夫といえば大丈夫ですね。ただ、外で遊ばなくなったかなぁ。芝居や映画を見に行くことなどが極端に減りました。疲れるので、体のメンテナンスなどには行きます。

自分の好きな仕事が趣味という感覚ですね。大好きな仕事が、自分の仕事で良かったなって思います。だから、仕事場にいていろいろ考えたりすることは好きですし、お芝居自体も大好き。

これが嫌いな仕事だったら、大変だなと思いますね。だから、他のことができなくても苦じゃないんですよね。ストレスもたまらないんです。

――ストレスがたまらないという高畑さんですが、忙しい日々の中で息抜き方法などはありますか?

息抜きはスマホの麻雀ゲームくらい(笑)。麻雀が好きなんですけど、4人いないと成立しないし、誘うのが大変ですよね。忙しいのに来ていただいたら、申し訳ないでしょ? ゲームなら、手軽にできますしね!

他には、運動したりしてますね。スロージョギングをしたり、プールに行ってますよ。あと何年、しっかり自分で立って動けて、好きな仕事ができているのかな?って思っています。

――これまで、さまざまな役を演じてこられましたが、演じてみたい役はありますか?

自分に何が合っているのか、きっと自分のことは見えません。ですので、いろんなところに自分を晒すことによって、プロデューサーの方たちにいろいろ考えていただいて、それに乗っかって「こんなこともできるんだ!」って自分でびっくりしていくのが、一番いい仕事のやり方なのかなと思ってます。まだまだやってないような役はあると思うので、挑戦してみたいですね。

あとは、最後の恋愛を描いた作品とかに興味ありますね。年を重ねた人が恋愛をする姿とかね。人を愛するっていうのは不思議な、勘違いだと思っているんですけど、年を重ねた人の恋愛も哀れでいいかもしれないな(笑)。

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

警察に勤めながらも、話し合うときは誰に気を使うこともなく話したり、志の高い女性3人が一緒に事件を解決していく姿が、社会で仕事をしている女性のみならず、男性の方にも良き緩和剤になるドラマだと思いますので、ぜひご覧ください。

最終更新:7/28(木) 6:01

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