ここから本文です

民主党全国大会におけるミシェル・オバマのパワフルなスピーチ【全文掲載】

ローリングストーン日本版 7/28(木) 14:00配信

『偉大な国ではなくなったアメリカを再興する』などと言わせてはいけません。アメリカは今、世界で最も偉大な国なのです──ミシェル・オバマ

【動画あり】民主党全国大会におけるミシェル・オバマのパワフルなスピーチ/全文掲載

2016年7月25日(現地時間)、民主党の全国大会に登壇したファースト・レディのミシェル・オバマは、説得力のある力強いスピーチの中でアメリカの若い世代の育成を推進するために次期大統領が担うべき重要な役割を強調した。

「これからの4年間、或いは2期8年間に渡ってアメリカの子どもたちの育成をリードする人間を決める選挙です。私が今日ここに来たのは、その重要な任務を確実に遂行し、アメリカ合衆国の次期大統領として真にふさわしい人物、それは私たちの友人でもあるヒラリー・クリントンであることを皆さんにお伝えするためです」と、ミシェル夫人は述べた。

ミシェル夫人は、オバマ家がホワイトハウスへ至るまでに乗り越えた困難な道のりや、バラク・オバマ大統領に対する悪意あるレトリックが娘たちに与えた影響についての話でスピーチの口火を切った。

「私たち夫婦は、夫であり父であるバラク・オバマのアメリカ市民権や信仰に対する謂れなき懐疑論は無視するよう、娘たちに言い聞かせました。テレビから流れる名のある人たちの発するひどい言葉は、アメリカの本当の姿を語っていない、と教えました。そして、ひどい振る舞いをする人たちや、いじめっこのような人たちと同じレベルでものを考えてはいけない、と言い聞かせました。私たちのモットーは、『他人がレベルを下げても、自分たちは高いレベルを保ちなさい』というものです」とミシェル夫人は語った。

アメリカに人生を捧げてきた「真の公僕」はヒラリー・クリントン

そしてミシェル夫人はヒラリー・クリントンを、アメリカをよくするために人生を捧げてきた「真の公僕」と評した。「8年前、大統領候補を逃したヒラリーは、怒ったり幻滅したりせず、荷物をまとめてその場を立ち去ることもありませんでした。彼女は、自分自身の欲望や失望を抑えた真の公僕とは何か、ということをよく心得ています」。

「彼女の最も尊敬すべき点は、彼女は決してプレッシャーに押し潰されず、簡単に逃げ出すこともない、ということです。彼女は物事を途中で投げ出すことはありません。私の娘たちを含むこの国の子どもたちの将来を考えた時、彼女こそアメリカの大統領として持っていて欲しい資質を備えた人物です。何事にも屈しない力を持ち、大統領の職務をよく知る人物が必要です。そして何よりも、大統領が対処すべき問題は、白か黒かではっきりと決められたり、140文字で要約して説明できるようなものではない、ということを理解している必要があります」と、ミシェル夫人は続けた。

ミシェル夫人はドナルド・トランプを明確に名指ししなかったものの、国の軍を任せる人物が『怒りっぽく他人に攻撃的』であって欲しくない、と暗に非難した。「『偉大な国ではなくなったアメリカを再興する』などと言わせてはいけません。アメリカは今、世界で最も偉大な国なのです」。



(オバマ大統領のツイート)
素晴らしい女性による素晴らしいスピーチ。最高に誇らしい。アメリカは彼女がファースト・レディで恵まれている。愛してる、ミシェル。

1/5ページ

最終更新:7/28(木) 14:00

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2017年WINTER

株式会社パワートゥザピープル

2017年WINTER
12月10日(土)発売

880円(税込)

特集:The Rolling Stones
約11年ぶりの新作インタヴュー
ONE OK ROCK
SUGIZO/TAKURO
浅井健一/西島隆弘 AAA

Yahoo!ニュースからのお知らせ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。