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ホークス・和田、上位チームの勝ち頭を意識。負けない投手が重要視する『1週間の過ごし方』

ベースボールチャンネル 7/29(金) 6:50配信

次回登板までにいかに100パーセントの状態に

 7月22日(金)、パリーグ上位3チームは揃って勝利し、先発投手はこちらも揃って10勝目を挙げた。ソフトバンク・和田毅、日本ハム・有原航平、ロッテ・石川歩。有原は7回無失点、石川は1失点完投、そして和田は7回2失点という内容だった。試合後、「僕が一番ダメですね」と和田は反省まじりの笑みを浮かべた。

 7月末から日本ハムと2週連続、次に千葉ロッテ、再び日本ハム、そしてロッテと8月末までの週末は、ソフトバンクを追うこの2チームとの対戦が続く。カード初戦、金曜日に先発している和田にとっても意識せずにはいられない。

「彼らがローテを守っているので、対戦することはわかりきっている。そこで勝てば波に乗れる。しっかり気を引き締めて1週間を過ごしたい」

 ソフトバンクへの復帰1年目となる今季、チームを牽引する活躍を見せている和田。ローテをしっかり守り、ゲームを作って、また次の登板へ。工藤公康監督は「次回登板までの1週間の過ごし方が大事」とよく口にする。その“1週間”、和田はみっちりと体のケアに充てている。

「次回登板までにいかに100パーセントの状態に持っていけるか。そのために体の状態を確かめながら、トレーニングの量を判断しています。疲労を抜くことが大事。ある程度のルーティンはあるけど、良いと思ったことは取り入れます。そこは臨機応変にね。自分の体のことは自分が一番よく知っていますから」

 全体練習の前にストレッチを中心にケアを行い、じっくり状態を把握する時間を1時間ほど設けている。また、自宅でもストレッチを欠かさない。「歳も歳なので、ケアはしっかり」と35歳のベテランは笑顔を見せる。

工藤監督も負けない和田を評価

 それでも、長いシーズン、ときには100パーセントにならないこともある。そのために「日頃から貯金を作っておくことも必要」だと言う。そうして、波があっても極力100パーセントに近づけるよう1週間を過ごす。実際にマウンドでしか確かめられないこともあるが、その前の準備とケアが大切なのだ。

 10勝をマークした試合後、工藤監督は和田をこう称えた。
「3つしか負けていないことを評価したい。試合を作ってしっかり投げられている。負けないことが何よりも大事」
 一人で7つの貯金を作ってチームに貢献している現状を「信頼の証」とも表現した。

 この3敗について和田は「少ないとは思わない」と話す。もちろん、負けないに越したことはない。「負けることもある」とした上で、その負け方も重要だと言う。

「負けるにしても、ボロボロにやられるんじゃなくて、収穫がないとダメ。どうしようもないときもあるけど、次につなげられるようにしたい」と、内容を重視する。

 経験と実績を重ねても、野球に向き合う姿勢は変わらない。これが若手投手のお手本とされる左腕の姿。決戦は金曜日、真夏のアツイ投げ合いが楽しみだ。


古江美奈子

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:7/29(金) 6:50

ベースボールチャンネル

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