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「グローカル人材」~ローカルとグローバルを結ぶ新しい人材像 産学官の連携で地域主体の育成事業も始動~

日本の人事部 7/29(金) 7:30配信

「グローカル」は、グローバルとローカルを組み合わせた造語で、「グローカル人材」とは、国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験をもって、地域社会・地域経済(ローカル)の活性化および持続的発展に貢献する人材のことです。地元の企業に就職してグローバル化を担うリーダーとして活躍したり、地域の魅力を世界に発信して地域と海外のマーケットとの架け橋になったりするなど、将来の日本を創る新しい人材像として期待されています。文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)では、「グローカル人材」の育成を支援するために、2015年度から産官学協働の海外留学支援制度を設けています。

ローカルとグローバルを結ぶ新しい人材像 産学官の連携で地域主体の育成事業も始動

“Think Globally, Act Locally”(地球規模で考え、足元から行動せよ)は、経営の神様、ピーター・ドラッカーの名言として知られるコンセプト。この言葉を実践できる「グローカル人材」へのニーズが、分野や業種を問わず高まっています。

グローバルにも、ローカルにも通用する「グローカル人材」には、一定水準以上の語学力や優れたコミュニケーション力が求められます。その上で重要なのが、内外の“ローカル”を知ることです。自分が暮らす地元はもちろん、日本や世界各地の地域社会がそれぞれにどんな特色を持ち、どのような課題を抱えているのかを、実際に見て、理解することが、「グローカル人材」として成長していく上での原点となります。先述の語学力やコミュニケーション能力などは、内外のローカルをより深く知り、固有の問題を解決するためのツール。有意義な“実地体験”がなければ、そうしたツールを活かすこともできません。

そこで、「グローカル人材」育成を推進するために、文科省とJASSOは14年度から開始した官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の一環として、これまで設けられていた四つのコース(「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」)にくわえ、15年度から新たに「地域人材コース」を創設しました。従来のコースが文科省主導なのに対し、「地域人材コース」は、地域が主体となって事業を運営するしくみです。各地の産学官が連携して独自の留学プログラムをつくり、派遣する留学生の募集や選考も実施、JASSOが資金を一部支援します。留学プログラムといっても、留学だけで終わらないのが最大の特徴で、海外での実践的な留学と国内の地域企業でのインターンシップを組み合わせたり、「地域企業に就職する者や地域の発展に貢献できる者」を派遣留学生の要件にしたりして、各地域の活性化に資するグローカル人材の育成に努めています。

今年4月4日時点で、審査の結果、徳島県の「徳島県地域グローカル人材育成事業」や新潟県長岡市の「米百俵の精神を受け継ぐ長岡グローカル人材育成事業」をはじめ、合計15地域の海外留学事業が「地域人材コース」に採択されました。

最終更新:7/29(金) 7:30

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