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中国で不発の55億円“爆買いFW” 欧州帰還を熱望し、ミランに必死の売り込み

Football ZONE web 7/29(金) 11:02配信

広州恒大で輝きを失ったマルティネス バッカ流出が噂されるミラン入りを狙う

 中国クラブによる“爆買い”の象徴的な存在である広州恒大のコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスがヨーロッパへの帰還を熱望し、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランへ必死の売り込みをかけているという。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 マルティネスは1月の移籍市場で、スペインのアトレチコ・マドリードから広州へ移籍金4200万ユーロ(当時のレートで約55億円)という巨額の移籍金で完全移籍し、4年契約を結んでいた。しかし、中国でのプレーは失望の連続だった。AFCチャンピオンズリーグではJリーグ浦和レッズと同組でグループステージを戦ったが、広州はあっさりと敗退し浦和とシドニーFCが通過。浦和とのゲームでは、リオデジャネイロ五輪日本代表MF遠藤航に封殺されるプレーぶりだった。

 こうした状況を受け、マルティネスは本人も家族も欧州への帰還を熱望し、代理人のエンリケ・ポンペオ氏が奔走しているという。そして「ジャクソンにとってセリエAは目的になるリーグ」として、イタリアでのプレーを望んでいると話していたが、ミランからコロンビア代表FWカルロス・バッカが移籍することが濃厚となっている情勢のなかで、ちょうど1年前にマルティネス獲得を狙っていたミランに売り込みをスタートしているという。

レンタル移籍でのミラン行きを画策か

 とはいえ、ミランも金銭的に余裕がない状態であり、3年半の契約期間を残したマルティネスに多額の移籍金を支払って獲得するのは現実的ではない。そこで、代理人のポンペオ氏は広州の首脳部に働きかけて、条件の厳しくない買い取りオプション付きのレンタル移籍という形でミラン行きが実現するように動いているという。

 ミラン側もウェストハムやバルセロナ、パリ・サンジェルマンが候補になっているバッカの移籍が妥結した場合、マルティネスの獲得に合意する可能性は少なからずあるとレポートされている。

 果たしてコロンビア出身のエースの後釜は、2014年ブラジル・ワールドカップでザックジャパン相手に2ゴールを奪った同じコロンビア人FWになるのか。巨額の移籍金と年俸で中国クラブと長期契約を結ぶことのマイナス面に直面しているマルティネスだが、財政難からエースを売る必要に迫られているミランと両者にとって、最善の解決策になる可能性を残している。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/29(金) 14:02

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